「第2回ダイワハウス住宅設計コンペ」で「選外佳作」

2006.09.25.

 

一般的な住宅設計競技に建築の学生は参加します。自由応募ですので、自分の時間をうまくつくって作業にとりかかり、設計課題に対する議論を友達と語りながら、企画し模型をつくって図面をつくって応募するわけです。

有名企業「大和ハウス工業株式会社」主催のコンペとして、第2回目の住宅設計コンペが開催されました。このコンペは今迄本科が主に入賞していた地域主体・地方企業主体のコンペではなく、建築有名雑誌「新建築」に応募要項・審査結果が掲載されるものです。このコンペ「課題:21世紀住宅U」において応募した当科尾立研究室「三浦愛」さんが、1次審査で惜しくも「選外佳作」となりました。


主催:  大和ハウス工業株式会社  後援:株式会社新建築社

概要:
 昨年の第1回に引き続き,21世紀における新しい都市居住のあり方をテーマとする.今回求める提案はさらなる「リアリティ」.次のステップとして,主催者側が具体的な敷地を設定することとした.まず,面積,建蔽率,容積率など,敷地条件を満たすこと.その上で,住宅を成立させる社会的シナリオを自ら設定してほしい.そこでは,家族ごとに閉じたパッケージではなく,外部とどうつながるか,その関係が問われる.集合住宅なのか,戸建てのミニ開発なのか,あるいは「世帯」に代わる単位の集合なのか,シナリオは自由である.具体的な土地から触発される,リアリティのある提案を期待している.

応募:
 資格は日本国内の設計・デザイン活動を行っている者、またはそれらを専攻している学生として、建築士やインテリアコーディネータ、インテリアプランナーなどの資格を問わない。(つまり、大学生や実務のプロも参加するコンペ)

賞 :
 最優秀賞1点 200万円

 優秀賞2点 各40万円
 佳作6点 各10万円

詳細な募集要項および審査結果等はこちら


以下、作品について
21世紀住宅U

選外佳作 三浦愛

次世代の住宅設計の計画にあたり、家族との暮らしを大切にすることをコンセプトとした内容です。テーマを「母子家庭・父子家庭を集めた集合住宅」として食卓を囲むプランを展開しています。

本内容は選外佳作であり、作品の掲載や賞品・賞金など応募主催側からはありませんが、大変大きなコンペであり審査員も著名建築家が多数携わっています。そこに選外佳作であっても選ばれたことを評して、このページに掲載しました。

 

主催者となった「大和ハウス工業株式会社」
http://www.daiwahouse.co.jp/

小山高専建築学科の玄関はいってすぐに受賞の作品パネルが展示されています。お近くにお寄りの際は是非、ご覧下さい。