第7回 小山のまちづくりシンポジウム「祗園城通りまちづくりアイデアコンペ」で入賞

2007.02.5.

 

一般的な建築設計競技に建築の学生は参加します。自由応募ですので、自分の時間をうまくつくって作業にとりかかり、設計課題に対する議論を友達と語りながら、企画し模型をつくって図面をつくって応募するわけです。

小山市主催のコンペとして、第2回目のまちづくりコンペが開催されました。第1回目においては、2名の学生が入賞しました。本コンペ「祗園城通りまちづくりアイデアコンペ」において応募した当科専攻科1年大島研究室「松下陽」くんが「小山商工会議所会頭賞」、同じく建築学科5年大島研究室「寺岡俊太郎」くんが「アイデアコンペ賞」、建築学科4年「板谷麻里恵」さんが「アイデア賞」を受賞しました。


主催:  小山市

概要:
 一昨年の第1回に引き続き,小山市のまちづくりシンポジウムの一環として開催されたコンペ。かつて、徳川家康は、この小山市で「小山評定」をおこない歴史を変えた。そして今、「まちづくり小山評定」を起こしてかつては賑わいのあった小山駅西口の街を地域のみんなでアイデアを出し合って変えようという取組みの一環で実施。今回は、街並デザインやまちづくり提案、街(まち)の活性化などの視点から、まちの顔の部分である小山駅から思川までの「祗園城通り」とその周辺空間を対象地区として、小学生からお年寄りまで、小山市民だけでなく、全国から広く力強い魅力的な提案(アイデア)を募集。

応募:
 資格は問わず、日本国内の設計・デザイン活動を行っている者、またはそれらを専攻している学生、建築士やインテリアコーディネータ、インテリアプランナーなども参加、一般市民や教員なども参加。資格を問わない。

賞 :(一般の部)
 最優秀賞1点:5万円+おやまブランド5万円分相当
 優秀賞1点:1万円+おやまブランド2万円分相当
 小山商工会議所会頭賞、祇園通り連絡協議会会長賞、アイデアコンペ特別賞、アイデア賞(2点)、ドリーム賞、祇園通り連絡協議会奨励賞:おやまブランド1万円、5千円分相当

詳細な募集要項もしくは審査結果等はこちら


以下、作品について
エレベータ・歩道橋で繋ぐ現在と過去

小山商工会議所会頭賞 松下陽(建築学専攻1年)

祗園城通りの中心にある別名「X橋」を境に、この通りについて「歴史通り」と「現代通り」とに分けて設定し、街並み整備の基本ルールを決めた計画を提案しています。また、シンボル的存在にもなっているX橋をエレベータ付き歩道橋にする新しい提案もおこなっています。

Omoigawa Street

アイデアコンペ賞 寺岡俊太郎(建築学科5年)

祗園城通りに対して、商店・店舗を中心とした新しい街並みの提案をしています。思川を彷彿させるデザインの歩道橋を小山駅2階レベルから空中通路で各々の店舗・商店と繋ぎ、思川へと導くよう展開しています。

GIONJO-DORI NEW PLAN

アイデア賞 板谷麻里恵(建築学科4年)

思川の川の水を、祗園城通りまで導く計画を提案しています。通りの歩道にある店との境に水路を設け、思川を感じることができます。この水路により温暖化環境への配慮や親水による快適性も展開しています。

 

主催者となった「小山市」
http://www.city.oyama.tochigi.jp/

小山高専建築学科の玄関はいってすぐに受賞の作品パネルが展示されています。お近くにお寄りの際は是非、ご覧下さい。