科目名:近代建築思潮史(英文科目名:History of Modern Architectural Thought

単位 選択 建築学専攻1年 前期 講義 

担当教官:

奥冨利幸 (居室:専攻科棟4階)

TEL:

E-mail:okuotmi@oyama-ct.ac.jp 

授業目的:

  1. 現代建築の源流となった近代建築誕生の要因を社会的背景も含めて理解する。
  2. 建築史の中での近代建築の意義を理解する。
  3. 近代に発生した建築技術の内容と今日への影響を理解する。

達成目標:

  1. 近代建築を識別し、その特徴を見出すことができるようになること。      
  2. 建築を史学的な見地で考える素養を身に付けること。 

学習保証時間:

授業:50分×2時限/週×15週/年 +

試験:50分/回×1回/年 =25.83時間/年

教科書:

藤森照信「日本の近代建築」(上)(下) (岩波新書)

参考書:

日本建築学会編「近代建築史図集」(彰国社)

学習方法:

授業:毎回、授業内容に関する討論をする。                       課題:近代建築に関する資料収集、現地調査を実施する。                発表:課題に関する調査結果を口頭発表する。

キーワード:

近代建築史、近代建築技術、近代建築思潮

授業内容:

  1. 建築史方法論         ・・・ 1週
  2. 都市計画・整備        ・・・ 2週  
  3. 伝統的町並み        ・・・ 2週  
  4. 近代建築技術        ・・・ 2週  
  5. 近代様式建築        ・・・ 2週  
  6. 近代住宅様式        ・・・ 2週  
  7. 調査内容検討・発表会    ・・・ 4 週 

授業方法:

授業は、講義と討論の組み合わせで行う。講義は、毎回テーマを設定し、資料などを参照しながら進める。講義の後に、テーマに関する討論会を実施する。調査発表会では、学生ごとに時間を割り当て、発表時間と質疑時間を設定して行う。

カリキュラムの中の

位置づけ:

史学的観点で総合的に建築を検証する科目である。

この科目を学ぶために先行して理解する必要のある科目

建築史、建築材料、鉄筋コンクリート構造、鋼構造、木構造、建築計画、都市地区計画、建築生産、建築法規、建築構法計画

この科目と同時に学ぶ関連科目:まちづくり論、都市防災論、工業化建築論

この科目の後に学ぶ関連科目:文化財保存論、居住地計画論

評価方法:

受講態度、討論での積極性、課題、調査発表会、試験等の総合評価。

定期試験実施方法:

試験時間50分、筆記試験。

連絡事項:

調査に関しては課題を設定する。

学生へのメッセージ:

この授業で、伝統建築から現代建築に橋渡しをした近代建築の意義を総合的に検証しよう。