インテリアデザイン(A専門科目)
 
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科目名:
インテリアデザイン (英文科目名:Interior Design)
1単位 建築学科3年 後期 講義
担当教官:
白石光昭(居室:建築学科棟3階)Email:shiraish@oyama-ct.ac.jp 
授業目的:
インテリアやインテリアエレメントを設計する際には,そこで生活する人間やその行為を十分考慮すべきであるが,意外に人間の寸法や現実の生活が理解できていない。本科目では,これら設計の基本とも言うべき知識を学ぶことにより,空間を作る基礎概念の定着を図ることにある。
達成目標:
1)インテリアデザインのプロセスや考慮すべき与条件の修得を目指す。
2)インテリアの基本要素である家具を中心に,その歴史や人間工学等の基礎知識を習得する。なお,演習として,椅子の図面の計測及び作図も行い,知識獲得の一助とする。
3)住宅やオフィスを応用事例として実際のデザインにおけるポイントを確認する。
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教科書:
インテリアの計画と設計(彰国社)
参考書:
人間工学からの発想(ブルーバックス)
学習方法:
予習-教科書を中心に進めるが,教科書内にある図表を中心に説明していくので,授業で説明がある部分に目を通しておくと理解が深まる。
授業-インテリアデザインに限らないが,設計・デザイン時に考慮すべき基本的な項目について,「人間」や「行為」をキーワードに,空間のあり方や空間の機能寸法に展開して説明していく。また,課題を出し演習的な形で授業を進めることもある。なお,理解の一助として,適宜参考資料を配付する予定である。
復習-授業中説明した点などを中心に板書したノートの見直しを行うことで,授業の理解が深まる。
学習保証時間:
100分[時間/週]× 15[週/後期]=<25.0 時間/年>
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キーワード:
使いやすさ,生活行為
授業内容:
1.インテリアデザイン概論    ・・・・・・・1週
     内側からの発想・建築計画におけるインテリア計画の位置付け
2.インテリア・家具の歴史    ・・・・・・・4週
     インテリアの歴史全般・名作椅子
3.インテリアデザインと人間工学 ・・・・・・・4週
     人体計測・動作空間・行動特性等
   <後期中間試験>
4.名作椅子の計測および製図   ・・・・・・・3週
5.住空間計画          ・・・・・・・2週 
     環境工学概論・LDKによる住空間構成・ライフスタイル論
6.オフィスプランニング     ・・・・・・・1週
     オフィスプランニングの考え方・事例紹介
   <学年末試験>
授業方法:
教科書に沿って説明を行う。
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カリキュラム中の位置づけ:
建築計画Tの内容と一部重なる部分はあるが,インテリアデザインは建築計画Tでの内容よりも建築の内部空間で生活する人間の活動をより細部まで考えていく点に違いがあり,より現実的な空間デザインへ展開するときに役立つ分野である。さらに,インテリアの要素である家具や設備,そして建具等のデザイン時にも参考になる科目である。
この科目を学ぶために先行して理解する必要のある科目
特になし
この科目と同時に学ぶ関連科目
建築計画T
この科目の後に学ぶ関連科目
建築計画U
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評価方法:
筆記による定期試験を実施し,試験結果を中心に評価する。また,適宜課題も提出し,評価に加味する。なお、授業中の態度や欠課により減点する場合もある。
連絡事項:
特になし
学生へのメッセージ:
インテリア空間は人間が生活する場であり、あるいは働く場であり、居住の重要な場である。その重要性を認識してもらいたい。
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