地域施設計画論(SA専門科目)
 
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科目名:
地域施設計画論 (英文科目名:Community Facilities Planning)
2単位 選択 建築学専攻1年 後期 講義
担当教官:
瀧澤雄三(居室:建築学科棟3階)Email: takizawa@oyama-ct.ac.jp
授業目的:
1.わが国の建築計画・地域施設計画研究の変遷を学ぶ
2.地域施設計画の前提となる地域、コミュニティ、生活圏について学ぶ
3.地域施設の種類とその段階構成を学ぶ
4.地域施設計画の方法を研究事例等に基づいて学ぶ
5.わが国の施設整備にあたっての補助体系および管理運営の考え方について学ぶ
達成目標:
1.わが国の施設計画研究の流れを簡単に説明できること
2.近隣住区論を簡単に説明できること
3.地域施設の機能把握、規模算定、配置計画に関し、どのような方法があるか事例を挙げ簡単に説明できること
4.わが国の施設整備補助体系がどのようになっているかを簡単に説明できること
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教科書:
特になし
参考書:
建築計画便覧T・計画(日本建築学会)、日本建築学会大会梗概集・計画系論文集(日本建築学会)、その他地域施設計画に関する図書多数有
学習方法:
予習-次週の講義に関わる内容の課題を出すので、各自それについて文献等で調べ、レポートを作成する。
授業-講義と各自が作成したレポートの発表とそれに対する質疑応答を通じ理解を深める。分からない点等があれば随時質問すること。
復習-予習と授業での内容をノート等に整理し、理解するよう勤めること。また、必要に応じて更に文献調査等をし、補足しておくこと。
学習保証時間:
100(分/週)×15(週/年)=1500(分/年)=25(時間/年)
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キーワード:
地域施設、生活、要求機能、規模計画、配置計画、補助体系
授業内容:
1.ガイダンス 地域施設計画とは(1週)
2.建築計画・地域施設計画研究の変遷(3週)
3.地域とは コミュニティとは(1週)
4.生活圏構成(1週)
5.地域施設の種類とその段階構成(1週)
6.近隣住区論(2週)
7.地域施設計画(機能、規模、配置)の方法(4-週)
8.地域施設整備補助体系(1週)
9.地域施設の管理・運営(1週)
授業方法:
講義と前もって出されている課題に対するレポートの発表とそれへの質疑応答を中心に進める。各自のレポート発表に対し、わからない点や意見等の相違があった場合は積極的に質問すること。また発表者はそれらの質疑に対し的確に答えられるように、あやふやな点等があれば前もって調べ、十分理解し、準備した上で発表に臨むこと。
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カリキュラム中の位置付け:
建築計画系に関連する科目である。本科4年生の科目に建築計画Uがあり、そこでは単体施設の一般的な建築計画上の留意点について学んでいる。当科目はそれら単体施設の集合体としての地域生活関連施設整備にあたっての機能、規模、配置計画に関し、その考え方や課題について学ぶものである。
この科目を学ぶために先行して理解する必要のある科目
建築計画U、都市・地区計画
この科目と同時に学ぶ関連科目
まちづくり論、居住地計画論
この科目の後に学ぶ関連科目
特になし
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評価方法:
随時提出させるレポートで評価する。なお、原則として正当な理由なく3回以上欠席した場合は単位の認定はしないので注意すること。また、日ごろの授業態度、特にレポート発表及びそれに対する質疑応答の状況により減点、加点することがある。
連絡事項:
分からない用語等があった場合は、安易に人に聞いたりせず、自分で文献等により調べる癖をつけること。
学生へのメッセージ:
随時出されるレポート課題の発表に際しては、自分の発表内容を十分理解し、借りてきたような文献用語は避け、なるべく自分の言葉で発表するように心がけること。自分の考えや言いたいことを的確にいかに要領よく相手に伝えられるかは、社会では非常に重要で必要な能力である。従って、レポートを提出することとともに、発表及び質疑応答は真摯にかつ積極的に行うこと。
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