科目名

建築環境工学

英語科目名

Architectural Environmental Engineering

開講年度・学期

平成18年度 通年

対象学科・専攻・学年

建築学科4年

授業形態

講義

必修or選択

選択

単位数

2単位

単位種類

履修単位(60時間単位)

担当教員

白石光昭

居室(もしくは所属)

建築学科棟3階

電話

0285-20-2833

E-mail

shiraish@oyama-ct.ac.jp

授業の達成目標

1.照明の基礎用語を理解し,説明できる

2.明視照明における照度基準とその計算方法を理解し,建築との関係について説明できる

3.音・振動の発生・伝達の仕組みを理解し,建築との関係について説明できる

4.騒音基準とその測定方法を理解し,説明できる

5.室内音響設計の基本的考え方を理解し,説明できる

6.熱負荷の種類や快適条件を理解し,説明できる

 

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

1.試験については,60%以上の成績で評価する

2.課題については,提出状況,提出内容また口頭発表の内容を設定水準で評価する

 

評価方法

評価は下記のようにする。

1.試験(90%)

2.ホ-ムワ-ク(課題の提出状況や口頭発表解答内容)(10%)

なお,授業時間内に随時小テストを行う予定である。これも試験評価の要素として考慮する。

また,特に受講態度が悪い場合は減点をする場合がある。

授業内容

授業内容に対する予習項目

.建築環境工学全般のガイダンス ・・・・・1週

2.視環境(照明、色彩)   ・・・・・12

照明… 7週

  目の構造と視覚,照明の基礎用語(照度,輝度,グレア,色温度等)

  人工光源の種類,発光原理,照明器具の分類(配光,取り付け方,グレア等)

  照明計算(作業面平均照度,所要照度,昼光率,明視照明と雰囲気照明等)

色彩… 5週

  表色系(RGB表色系,マンセル表色系,xyz表色系等)

  色彩計画,色の効果

3.音環境    ・・・・・・・・・・・4週

  建築物と音響・振動との建築計画上の関係

  音の基礎知識(縦波、音色、周波数、波長、振幅、回折、屈折等)

<前期中間試験・前期末試験>

3.音環境(続き)・・・・・・・・・・・8週

  デシベル尺度、透過損失、PHON尺度

  室内音響設計(音響設計の手順、残響計画、室内の形態設計、音響測定等)

  騒音防止(許容値、騒音伝搬の抑制と建築計画、空気音の遮断

  コインシデンス効果、床衝撃音の測定とレベル等)

4.温熱環境   ・・・・・・・・・・・4週

  熱の移動,熱負荷,結露と気密性

  人体の熱平衡,計測方法

  温熱環境の設計目標(快適条件と指標等)

5.環境(エコロジー)   ・・・・・・1週

  建設リサイクル法,省エネルギー,環境共生住宅,ISO14000企業の取り組み

<後期中間試験・学年末試験>

全般にわたり,以下の通りとする。

 

1.教科書及び配布資料中の授業内容部分の精読

2.関連情報の自主的な収集

 

 

キーワード

照明,色彩,音,温熱

教科書

環境工学教科書研究会著 「環境工学教科書」(彰国社,2001

参考書

特になし

技術者教育プログラムの学習・教育目標

(A-1) 科学や工学の基本原理や法則を身につける。

(B-1) 現象を観察し,疑問を自主的に探求し,解決することができる

(C-1) 工業技術が自然や社会に与える影響を認識でき,資源やエネルギー,環境を苦慮した技術を志向できるようになる

JABEE基準1の(1)との関係

d2-a, (e)

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

物理,応用物理

現学年の関連科目

応用物理

次年度以降の関連科目

建築設備

連絡事項

中間試験および期末試験は時間を50分とし,配布資料,計算機の持ち込みは不可とする。

 

シラバス作成年月日:平成18年 2月 1日