科目名

近代建築思潮史

英語科目名

History of Modern Architectural

Thought

開講年度・学期

平成18年度・前期

対象学科・専攻・学年

建築学専攻1、2年

授業形態

講義

必修or選択

選択

単位数

単位種類

学修単位(45時間単位)

担当教員

奥冨利幸

居室(もしくは所属)

建築学科棟2階デザインスタジオ内

電話

0285-20-2843

E-mail

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授業の達成目標

1.近代建築についてその建築史的な意義を説明できる。

2.近代建築の様式、意匠、技術について、その特徴を説明できる。

 

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

1.調査発表の内容を設定水準で評価する。

2.課題に対する提出レポートの内容を設定水準で評価する。

 

評価方法

評価は下記2項目の加重平均によって行う。

1.調査発表の内容(20%)

2.課題の内容(80%)

 

授業内容

授業内容に対する予習項目

1.近代建築の発生(4週)

  西洋建築様式の流入、近代建築技術、伝統的工法の工夫、建築様式の変容

2.地元の近代建築の現状(4週)

  登録文化財、看板建築、近代建築家、防火構造、大谷石

3.近代建築の保存と活用(4週)

  復原設計、修復工事、記録保存

4.近代建築調査発表(3週)

 

1.教科書の授業内容部分の精読と課題レポートの作成

2.教科書の授業内容部分の精読と課題レポートの作成

3.教科書の授業内容部分の精読と課題レポートの作成

4.調査発表の準備

キーワード

歴史、文化財、活用、デザインサーベイ

教科書

藤森照信「日本の近代建築」(上・下)岩波新書(1993

参考書

河東義之「明治の西洋館」新人物往来社(1979

西和夫「建築史の回り舞台」彰国社(1999

村松貞次郎「日本近代建築の歴史」岩波書店(2005

赤瀬川原平, 藤森照信, 南伸坊編「路上観察学入門 」筑摩書房(1993

藤森照信「明治の東京計画」岩波書店(2004

 

技術者教育プログラムの学習・教育目標

C

JABEE基準1の(1)との関係

a

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

建築史

現学年の関連科目

まちづくり論、文化財保存論

次年度以降の関連科目

なし

連絡事項

1.課題は、各授業時に適宜提示する。

2.近代建築は、近世の建築形態から大きく変化し、現代建築の成立を理解する上で欠かすことの出来ない建築である。現代建築との関連を常に意識しながら理解を深めてほしい。

3.近代建築の特徴の一つに国際性がある。各地域の建築様式が、近代に入って国際様式となって世界を席巻し、各国の社会情勢の変化が近代建築に大きく影響した。こうした社会情勢の変化と建築様式の変革の関係を常に意識しながら考察してほしい。

4.日本の近代建築は、西洋化という新様式の導入と伝統の継承という葛藤の中で形成された。こうした日本の近代建築の特質について、外国の事例と比較しながら理解を深めてほしい。

 

シラバス作成年月日:平成18年 2月 10日