科目名

建築数学

英語科目名

Architectural Mathematics

開講年度・学期

平成19年度・後期

対象学科・専攻・学年

建築学専攻科1年

授業形態

講義

必修or選択

選択

単位数

2単位

単位種類

学修単位(15+30)h

担当教員

山本嘉孝

居室(もしくは所属)

建築学科実験棟2

電話

0285-20-2800

E-mail

授業の達成目標

1.  建築物の固有値と振動性状が計算できる

2.  骨組みの変形・変位を微分方程式で表現し骨組みの変形・変位を計算できる。

3.  ベクトルにより空間における2節点間の回転と変位が計算できる。行列の加減乗除を計算でき、簡単な骨組みを逆行列で表し応力計算できる。

4.  回転ベクトルと伸び度ベクトルを使って部材間の相対変位・変形が計算できる。

 

5.  社会現象や力学の分野で簡単な微分方程式を作成できる

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

1〜5項は試験において60%以上の成績で評価する。

評価方法

  1.全ての試験の結果を総合して2で除した値を評価点とする。(中間試験は実施する)

    2.追試験の結果を考慮する場合は最高60点とする。

 

授業内容

授業内容に対する自宅学習項目

自宅学習時間 (時間)

1.  内積と外積と立体の面積(2週)

 

ラミの定理を使って力の分解、合成をリポートさせる。

2.  骨組みの変形法―独立節点変位、剛性マトリクス、座標変換(2週)

 

力を座標変換させて剛性マトリクスを作成させる。

3.  梁の撓み―曲率半径、境界条件、連続条件(3週)

 

曲率半径と曲げの関係を計算させてリポート提出。

4.  振幅、座屈荷重、曲率半径(2週)

 

振動と座屈荷重を微分方程式で解かせてリポートさせる。

5.二節点間の相対変位―スカラー積、ベクトル積、座標変換(3週)

回転ベクトルの計算をリポートさせる。

  6.微分方程式の作成(3週)

簡単な曲線群の微分方程式を解かせて提出させる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーワード

力の釣り合い3要素、変形・変位の連続・境界条件、せん断力方程式、微分方程式

教科書

配布資料「建築数学」、山本嘉孝「構造力学」(2006

参考書

 

小山高専の教育方針@〜Eとの対応

@

技術者教育プログラムの学習・教育目標

A-1)、(A2

JABEE基準1の(1)との関係

C)、(g)

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

建築構造力学U、建築構造力学V、応用数学、応用物理

現学年の関連科目

建築弾塑性力学

次年度以降の関連科目

 

連絡事項

1.  授業方法は講義を中心とし,問題や課題を出して解答させて学習の達成度を確かめる。

2.  試験の時間を90分とし,教科書、配布資料,参考書の持ち込みは可と不可の場合がある。

授業中の演習や出された宿題は必ず行うこと。

 

シラバス作成年月日:平成19316