科目名

建築材料

英語科目名

Building Material Science

開講年度・学期

平成19年度・通年

対象学科・専攻・学年

建築学科3年

授業形態

講義

必修or選択

必修

単位数

2単位

単位種類

履修単位(30h)

担当教員

川上勝弥

居室(もしくは所属)

建築学科棟1階

電話

 

E-mail

 

授業の達成目標

1.建築構造材料の力学的特性および耐久性について理解する。

2.建築仕上げ材料を適材適所に選定できる。

3.我が国の気候・風土と建築材料との関わりを理解する。

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

達成目標1および2については、中間試験および期末試験の成績で評価する。

達成目標3は、課題に対する提出レポートの内容を設定水準で評価する。

上記の項目を総合的し、60%以上の成績で評価する。

評価方法

評価は、次の3項目の加重平均によって行う。

1.中間試験(30%)

2.期末試験(50%)

3.提出レポート(20%)

なお、試験における参考書、コピー、携帯電話、電卓、ノート、メモ等の持ち込みは不可。

授業内容

1. 建築材料とは−JISJASS、構造材料、仕上げ材料(1週)

2.セメント−水和反応、ポルトランドセメント、混合セメント(1週)

3. コンクリート用材料(1)−細骨材、粗骨材(1週)

4. コンクリート用材料(2)−粗骨材、混和材料(1週)

5.フレッシュコンクリートの性質(1)−スランプ、空気量(1週)

6.フレッシュコンクリートの性質(2)−ブリーディング(1週)

7. コンクリートの調合−水セメント比、設計基準強度、調合強度 (1週)

8.(前期中間試験(1週)

9. 硬化コンクリートの性質(1)−養生、圧縮強度(1週)

10硬化コンクリートの性質(2)−引張強度、曲げ強度、ヤング係数 (1週)

11コンクリートの耐久性−耐凍害性、中性化(1週)

12 金属材料(1)−形鋼、コンクリート用棒鋼(1週)

13 金属材料(2)−非鉄金属、合金鋼 (1週)

14木質材料(1)−針葉樹、繊維飽和点、強度(1週)

15木質材料(2)−許容応力度、耐久性 (1週)

(前期期末試験)

16 建築用ボード(1)−木質系ボード(1週)

17 建築用ボード(2)−木質系ボード、無機質系ボード(1週)

18 建築用ボード(3)−無機質系ボード(1週)

19 プラスチック、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂 (1週)

20左官材料()−土壁、しっくい、プラスター(1週)

21左官材料()−仕上塗材 (1週)

22塗料−塗料記号 (1週)

23. (後期中間試験(1週)

24床材料(1)−プラスチック系床材(1週)

25床材料(2)−カーペット、たたみ(1週)

26ガラス−フロートガラス、熱線反射ガラス、網入れガラス(1週)

27セラミックタイル−素地と吸水率、二丁掛けタイル (1週)

28断熱材−断熱材の定義、耐熱温度 (1週)

29その他の建築材料(1週)

30建築材料と環境(1週)

(後期期末試験)

キーワード

構造材料、仕上げ材料、耐久性、日本工業規格

教科書

建築材料学、重倉裕光監修(財団法人 科学技術振興会)

参考書

建築工事標準仕様書(日本建築学会)

小山高専の教育方針@〜Eとの対応

A

技術者教育プログラムの学習・教育目標

 

JABEE基準1の(1)との関係

 

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

建築一般構造

現学年の関連科目

 

次年度以降の関連科目

建築実験、建築施工

連絡事項

1.建築材料は、身近なところに多種類あるので、平素から興味を持って眺めていること。

2.循環型社会の形成に建築材料が果たす役割は大きく、環境問題に関心を持つこと。

シラバス作成年月日

平成20315