科目名

空間計画原論

英語科目名

Basics of Spatial Design

開講年度・学期

平成20年度・後期

対象学科・専攻・学年

建築学科5年

授業形態

講義

必修or選択

選択

単位数

2単位

単位種類

学修単位(15+30)h

担当教員

佐藤篤史

居室(もしくは所属)

建築学科棟3階

電話

0285-20-2833

E-mail

授業の達成目標

1.人体寸法を理解し,具体的な寸法や特徴説明できる

2.人間の行動特性を人間工学・空間心理学・感性工学の面から理解し,説明できる

3.バリアフリーデザイン・ユニバーサルデザインを理解し,説明できる

4.人間に影響を与えるモノと人間の関係性を理解し,説明できる

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

1.試験については,60%以上の成績で評価する

2.課題については,提出状況,提出内容を設定水準で評価する

評価方法

評価は下記による。

1.試験(80%)

2.課題・レポート(課題の提出状況と内容)(20%)。

なお,課題やレポートは定期的に出題し,提出してもらう。

また,特に受講態度が悪い場合,レポートを提出しない場合は減点をする

授業内容

授業内容に対する自学自習項目

自学自習時間 

1.デザインの心理・形態・バランス

復習は,授業内で学生が理解していない点や知識として獲得していない点をもとに随時課題を与える

2.感性と空間計画

視覚の法則,遠近法,見え隠れの手法,鏡の効果

教科書の対応部分をA4レポート2-3枚程度に要約し、授業の前に提出する。復習は,授業内で学生が理解していない点や知識として獲得していない点をもとに随時課題を与える。

3.感性と空間計画

視力,視野と展示室の規模,広場・街路の規模(D/H

教科書の対応部分をA4レポート2-3枚程度に要約し、授業の前に提出する。復習は,授業内で学生が理解していない点や知識として獲得していない点をもとに随時課題を与える。

4.感性と空間計画

視線と室内計画,ビスタ,ランドマーク,明暗と室内計画,視覚距離とサイン計画

教科書の対応部分をA4レポート2-3枚程度に要約し、授業の前に提出する。復習は,授業内で学生が理解していない点や知識として獲得していない点をもとに随時課題を与える。

5.感性と空間計画

錯視,エンタシス,音の利用,音のサイン効果,BGMの長所と短所,香りの効果,臭いの利用,悪臭の防止

教科書の対応部分をA4レポート2-3枚程度に要約し、授業の前に提出する。復習は,授業内で学生が理解していない点や知識として獲得していない点をもとに随時課題を与える。

6.感性と空間計画

温度感覚,触覚,テクスチュアと材質感,振動感覚

教科書の対応部分をA4レポート2-3枚程度に要約し、授業の前に提出する。復習は,授業内で学生が理解していない点や知識として獲得していない点をもとに随時課題を与える。

7.設計と寸法の論理

人体寸法,人間工学,モデュール,設計寸法,各部の寸法(天井高さ),建築における安全,

教科書の対応部分をA4レポート2-3枚程度に要約し、授業の前に提出する。復習は,授業内で学生が理解していない点や知識として獲得していない点をもとに随時課題を与える。

(後期中間試験)

 

 

8.設計と寸法の論理

モノの寸法,ユニバーサルデザイン,UDの原則,ユーザーの多様性,ハートビル法

教科書の対応部分をA4レポート2-3枚程度に要約し、授業の前に提出する。復習は,授業内で学生が理解していない点や知識として獲得していない点をもとに随時課題を与える。

9.設計と寸法の実践

校内各所のUDチェック

配布するチェックシートをもとに校内をチェックし、UDの寸法を体感する。

 

10. 空間における知覚と行動法則

方位と軸線,わかりやすい空間,プライバシー,パーソナルスペース

教科書の対応部分をA4レポート2-3枚程度に要約し、授業の前に提出する。復習は,授業内で学生が理解していない点や知識として獲得していない点をもとに随時課題を与える。

11.空間における知覚と行動法則

テリトリー,生活様式と行動,行動圏,アフォーダンス

教科書の対応部分をA4レポート2-3枚程度に要約し、授業の前に提出する。復習は,授業内で学生が理解していない点や知識として獲得していない点をもとに随時課題を与える。

12.行動の時間的特性・群衆の行動法則

行動のリズム,待ち時間,行動の変動(時刻,曜日,季節),群集密度,群集の行動パターン

教科書の対応部分をA4レポート2-3枚程度に要約し、授業の前に提出する。復習は,授業内で学生が理解していない点や知識として獲得していない点をもとに随時課題を与える。

13.建築デザイン心理

構成の心理,シンボル,色彩の心理

配布資料の対応部分をA4レポート2-3枚程度に要約し、授業の前に提出する。復習は,授業内で学生が理解していない点や知識として獲得していない点をもとに随時課題を与える。

14.日本建築,茶室に見る空間演出・空間心理

床座と椅子座,建具・窓,水や太陽光の利用

にじり口の効果,非対称の構成

授業をもとに、日本建築や茶室に見られる空間形態・心理についてレポートを作成

15 建築と色彩

インテリアイメージ・エクステリアイメージ

都市を構成する色

配布資料の対応部分をA4レポート2-3枚程度に要約し、授業の前に提出する。復習は,授業内で学生が理解していない点や知識として獲得していない点をもとに随時課題を与える。

(後期期末試験)

 

 

 

自学自習時間合計

60

キーワード

人間工学,感性工学,ファシリティマネジメント

教科書

岡田光正著,「建築人間工学 空間デザインの原点」(理工学社,1993

参考書

1.日本建築学会編,「建築・都市計画のための空間学」(井上書院,1990

2.高橋鷹志編,「環境と空間」(朝倉書店,1997

3.岡田光正他,「建築計画T」(鹿島出版会,2002

4.高橋鷹志編,「環境行動のデータファイル」(彰国社,2003

小山高専の教育方針@〜Eとの対応

@ A

技術者教育プログラムの学習・教育目標

B−3)技術的課題に広く関心を持ち,課題や問題を解決するための全体のプロセスを考察して具現化できる

C−1工業技術が自然や社会に与える影響を認識でき,資源やエネルギー,環境を苦慮した技術を志向できるようになる

JABEE基準1の(1)との関係

d2-a, (e)

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

インテリアデザイン,建築計画T〜U,建築設計T〜U

現学年の関連科目

建築計画V

次年度以降の関連科目

建築設計,地域施設計画

連絡事項

1.期末試験は時間を50分とし,配布資料,計算機の持ち込みは不可とする。

2.建築空間を計画・設計する際に必要な基本的な知識である。建物作りとはあまり関係がないように感じるかもしれないが,そうではない。建物はあくまで人間が使う物だと言うことを忘れず、授業に取り組んでほしい。

3.授業には真剣に取り組んで欲しい。積極的に予習復習をし,自分から情報を集め,授業では不明な点を質問できるように努力してほしい。

4.課題やレポートは基礎知識修得の機会と考え,課題の範囲だけでなく,幅広く積極的に行って欲しい。

シラバス作成年月日

平成2099