科目名

計画システム論

(環境デザイン論)

英語科目名

System Planning

(Environmental Design)

開講年度・学期

平成20年度・後期

対象学科・専攻・学年

建築学専攻1年

授業形態

講義

必修or選択

選択

単位数

2単位

単位種類

学修単位(15+30)h

担当教員

佐藤篤史

居室(もしくは所属)

建築学科棟3階

電話

0285-20-2833

E-mail

授業の達成目標

1.環境工学および建築設備の知識をベースとして、人間にとっての環境のシステムを説明できる。

2.環境デザインを理解し、建築設計に応用できる技術力を身につける。

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

1.演習問題および課題については,提出状況,提出内容また口頭発表の内容を設定水準で評価する

評価方法

評価は下記による。

1.スクールワーク(演習問題や課題の実施状況)(60%)

2.ホ−ムワ−ク(問題や課題の提出状況と回答内容)(40%)

なお,ホームワークを1/3以上未提出の場合は単位取得できないものとする。

また,特に受講態度が悪い場合は減点をする場合がある。

授業内容

授業内容に対する自学自習項目

自学自習

時間 

1.環境デザインの考え方

人間−環境系について

事前に人間と環境の関わりを説明できるようまとめてくる。復習は理解度を見て随時課題を出題。

2.生活環境と健康問題

建築物に関わる健康被害について

教科書の対応部分をレポート23枚にまとめ、疑問点を抽出しておく。復習は理解度を見て随時課題を出題。

3.熱環境と快適性(その1)

人体の熱収支、恒常性

教科書の対応部分をレポート23枚にまとめ、疑問点を抽出しておく。復習は理解度を見て随時課題を出題。

4.熱環境と快適性(その2)

各種の温熱指標

教科書の対応部分をレポート23枚にまとめ、疑問点を抽出しておく。復習は理解度を見て随時課題を出題。

5.空気環境と人間の健康

シックハウス、シックビルディング

教科書の対応部分をレポート23枚にまとめ、疑問点を抽出しておく。復習は理解度を見て随時課題を出題。

6.光環境・色彩心理

光による生理・心理反応

教科書の対応部分をレポート23枚にまとめ、疑問点を抽出しておく。復習は理解度を見て随時課題を出題。

7.音環境

騒音・音響計画・音響と心理

教科書の対応部分をレポート23枚にまとめ、疑問点を抽出しておく。復習は理解度を見て随時課題を出題。

8.被服と建築環境

被服の文化的役割と断熱・保温性能

教科書の対応部分をレポート23枚にまとめ、疑問点を抽出しておく。復習は理解度を見て随時課題を出題。

9.生活空間の環境(その1)

高層住宅への居住、都市の生活

教科書の対応部分をレポート23枚にまとめ、疑問点を抽出しておく。復習は理解度を見て随時課題を出題。

10.生活空間の環境(その2)

入浴・睡眠環境

教科書の対応部分をレポート23枚にまとめ、疑問点を抽出しておく。復習は理解度を見て随時課題を出題。

11.福祉と環境(その1)

高齢者の温熱環境・暖冷房

教科書の対応部分をレポート23枚にまとめ、疑問点を抽出しておく。復習は理解度を見て随時課題を出題。

12.福祉と環境(その2)

環境から見たユニバーサルデザイン

事前に建築計画的見地からのUDを調べておく。その上で環境的見地と比較。復習は理解度を見て随時課題を出題。

13.快適なオフィス環境

グリーンオフィスの計画

配付資料をもとに、労働環境の快適条件を把握しておく。復習は理解度を見て随時課題を出題。

14.住宅環境

ライフサイクルと人間

配布プリントをもとに住生活における多種多様の要素を抽出・整理しておく。復習は理解度を見て随時課題を出題。

15.現代都市の気候と人間

建築的緑化、ビオトープ

教科書の対応部分をレポート23枚にまとめ、疑問点を抽出しておく。復習は理解度を見て随時課題を出題。

(前期末試験)

 

 

 

自学自習時間合計

60

キーワード

環境、人間、心理、ホメオスタシス、緑化建築

教科書

栃原裕編「生活環境の快適性」アイ・ケイ・コーポレーション ISBN4-87492-219-8

参考書

1.日本建築学会編「人間環境学」朝倉書店

2.日本建築学会編「人間−環境系のデザイン」彰国社

3.佐藤方彦・勝浦哲夫著「環境人間工学」朝倉書店

小山高専の教育方針@〜Eとの対応

A B

技術者教育プログラムの学習・教育目標

(A-1) 科学や工学の基本原理や法則を身につける。

(B-3) 技術的課題に広く関心を持ち,課題や問題を解決するための全体のプロセスを考察して具現化できる

JABEE基準1の(1)との関係

(c) , (d2-a)

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

環境工学、建築設備

現学年の関連科目

特になし

次年度以降の関連科目

設備システム論

連絡事項

1.建築物を設計しているのではなく、人間が住むための安全・安心、快適で健康な空間を設計していることを再認識してほしい。

2.環境デザインの考え方は幅が広いが、本講義では特に「人間−環境系」の内容を取り扱っている。その他集団行動や心理等様々な項目を加えて積極的に学んでほしい。

シラバス作成年月日

平成20722