生物化学特論 I(SC専門科目) 2005年版
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科目名:生物化学特論I(英文科目名:Special Course
Iof Biological Chemistry )
2単位 選択 物質工学専攻2年 前期 講義+演習
担当教官:胸組虎胤 (居室:物質工学科実験棟2階)
Tel:0285-20-2800 E-mail: munegumi@oyama-ct.ac.jp
授業目的:
1. アミノ酸、ペプチド、タンパク質の構造と反応性の理解
2. アミノ酸、ペプチド、タンパク質の化学的分析についての理解
3. ペプチド、タンパク質の合成法についての理解
4.ペプチド・タンパク質の食品、医薬品工業への利用についての基礎知識を得る
達成目標:
1. アミノ酸、ペプチド、タンパク質の構造式を記述できること。
2. 与えられたぺプチド、タンパク質の一次構造を決定するための方法を提示できること。
3. ペプチド、タンパク質の合成法を説明できること。
4. ペプチド、タンパク質の応用について概説できること。
技術者教育プログラムの学習・教育目標:(A-1)
JABEE基準1の(1)との関係:(c)(d(1))
教科書:有坂文雄著、「蛋白質科学入門」のいくつかの章を使用して講義する。
参考書:藤野政彦「ペプチドと蛋白工学」講談社(1983)
田宮 他訳「ヴォート生化学(上)(下)」東京化学同人(1992)
学習方法:
予習-授業計画に予定されている授業内容に関連する内容を、事前に参考書等で学習して問題点を明らかにしておく。
授業-講義内容と黒板の内容をノートに整理して理解する。
疑問点を質問する。授業内で行われる小テストに解答する。
復習-授業での内容を反復学習し、毎回出される課題に解答する。
小テストに出されると推測される問題を自分で作り解答する。
キーワード:
アミノ酸、ペプチド、タンパク質、構造、反応、合成、食品、医薬品
授業内容:
1. アミノ酸、ペプチド、タンパク質の構造と反応性(pKa、ペプチド結合、高次構造)(3週)
2. ペプチドの誘導体(N末端保護基、C末端保護基)(2週)
3. ペプチド、タンパク質の化学的分析(一次構造の決定)、機器分析(3週)
4. ペプチド、タンパク質の各種合成法(液相法、固相法、酵素法、遺伝子組換法)(4週)
5. ペプチド、タンパク質の食品、医薬品への応用(3週)
授業方法:
講義を中心として、毎回15分程度の小テストを行う。
学習の達成度は、小テストの結果で知らせる。
講義時間以外でも質問がある場合は応じる。
本人の欠席等により授業内容を理解できなかった場合の補講、
及び小テストの再試験は行わない。
評価方法:
評価は以下の3項目の加重平均によって行う。
1.スクールワーク(授業中に行う質問への回答):10%
2.ホームワーク(提出されたレポートへの評価)20%
3.試験:10回の小テスト60%と1回の定期試験10%
小テストと定期試験実施方法:
小テストは授業開始から15分間、定期試験90分間とし、参考書、コピー、携帯電話、ノート,テキスト、電卓等の持ち込みは不可。
各達成目標に対する達成度の具体的評価法:
試験での関連問題と課題成績等の合計が60%以上の成績で達成とする。
学生へのメッセージ:
小テストと課題は確実に行うこと。理解が困難な場合は、その都度相談に応じる。
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