生物化学(3C専門科目)

 

 

 

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科目名:生物化学(英文科目名:Biological Chemistry

        2単位 選択 物質工学科3年 通年 講義

担当教官

・胸組虎胤(居室:物質工学科実験棟2階)Tel:0285-20-2800   E-mail: munegumi@oyama-ct.ac.jp

授業目的

    生体物質の化学構造と性質についての理解を深め、酵素の性質、代謝の概略について理解する。

達成目標

1.    生物化学の歴史について説明できること。

2.    アミノ酸、ペプチドの構造式を書けること。

3.    アミノ酸、単糖の立体化学について説明でき、エナンチオマー(DL)を区別できること。

4.    酵素反応特徴を理解し、その速度式を導けること。

5.    生物化学に関連した語彙を増やす。毎週20。

6.    生体内の代謝の概略を説明できること。

7.    ヌクレオチド、核酸の概略を説明できること。

8.    セントラルドグマよび遺伝情報の流れについて説明できること。

 

 

教科書:泉屋他著、「生物化学序説」(化学同人)

  

参考書:田宮 他訳「ヴォート生化学(上)(下)」東京化学同人(1992

    

学習方法

  予習-授業計画に予定されている授業内容に関連する内容を、事前に参考書等で学習して問題点を明らかにしておく。

  授業-講義内容と黒板の内容をノートに整理して理解する。

     疑問点を質問する。授業内で行われる小テストに解答する。

  復習-授業での内容を反復学習し、毎回出される課題に解答する。

 

 

キーワード

  アミノ酸、ペプチド、タンパク質、糖、酵素、核酸、代謝、遺伝情報

授業内容

(前期)

  1.生物化学の歴史と生元素(2週)

  2.アミノ酸とペプチドの化学(6週)−この間1度50分間の試験(test1)

3.前期中間試験(test2)(1週)

4.タンパク質の化学(2週)

5.糖質の化学(4週)−この間1度50分間の試験(test3)

前期期末試験(test)

 

(後期)

1. 酵素触媒反応の特徴と反応速度(4週)−この間1度50分間の試験(test5)

2. 代謝総論(3週)

3. 後期中間試験(test6)(1週)

4. 核酸の化学(4週)−この間1度50分間の試験(test7)

5.遺伝情報の伝達(3週)

  学年末試験(test8)

 

授業方法

   講義を中心とする。学習の達成度は、中間試験の結果で知らせる。

   講義時間以外でも質問がある場合は応じる。本人の欠席等により授業内容を理解できなかった

   場合の補講は行わない。中間期末の再試験は行わない。

 

 

カリキュラム中の位置付け

生物工学入門、有機化学等の理解の上に生体物質の化学、代謝を学ぶ基礎科目である。

この科目を学ぶために先行して理解する必要のある科目

  生物工学入門、有機化学

この科目と同時に学ぶ関連科目:有機化学

この科目の後に学ぶ関連科目:酵素工学、生物有機化学

 

 

評価方法:  

  スクールワーク(ノート):100x2=200点

  ホームワーク(課題の提出状況と内容):毎回の課題10x30=300点

                     夏、冬の課題 100x2=200点

  試験(年8回):100x8=800点

  学年の成績は上記の合計点(満点1500点)を分母として、獲得した点数を割り100を乗じ 

  た点数とする。

定期試験実施方法:

  定期試験は50分間とし、参考書、コピー、携帯電話、電卓の持ち込みは不可。

連絡事項

理解が困難な場合は、その都度相談に応じる。

学生へのメッセージ

課題は確実に行うこと。

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