生物工学実験(本科専門科目)

========================================

科目名:生物工学専攻実験(英文科目名:Experiments of Bioengineering)

        2単位 選択 物質工学科 5年 前期 実験

担当教官:

l       胸組虎胤(居室:物質工学科実験棟)Tel:0285-20-2800   E-mail: munegumi@oyama-ct.ac.jp

l       佐々木いづみ(居室:電気物質棟3階)Tel:0285-20-2811       E-mail: sasaki@oyama-ct.ac.jp

授業目的:  

1. 生体成分の精製と分析、および遺伝子と細胞培養の基本操作に慣れさせる。

達成目標:

1.生物有機化学および細胞遺伝子工学の2分野の実験を経験する。

2.実験レポートの書き方に習熟すること。

3.実験の誤差についての正確な知識と実験データの見方を身に付けること。 

4.実験データの記録の仕方、実験ノートの取り方を向上させる。

技術者プログラムの学習・教育目標:(B-1

JABEE基準1の(1)との関係:(d(2-b))、(f)、(h

 

カリキュラム中の位置づけ

この科目を学ぶために、前年度までの履修科目で本科目と関連性のある科目

  物質工学入門、生物化学、微生物工学、酵素工学氈E

現学年でこの科目と関連性のある科目

  細胞遺伝子工学、生物資源工学、食品化学、生物有機化学

次年度以降に学ぶ、この科目に関連性のある科目

  タンパク質ペプチド工学、生体エネルギー論、代謝生理学、生物化学工学、免疫工学

 

教科書:各担当教官が作成

  

参考書:

        1. 泉屋伸夫生物化学序説 化学同人(1994)

    2. 八木達彦訳『コーンスタンプ生化学』東京化学同人(1988) 

    3. 水野猛訳『レビン遺伝子』東京化学同人(1996) 

 

キーワード:

  実験、レポート、装置、器具、技術習得

授業内容:

1.      アミノ酸、タンパク質のイオン交換クロマトグラフィー

2.      固定化酵素の作成と活性測定

3.      生体分子のモデルを組む

4.      コンピューターで分子を描く

5.      植物の組織培養

6.      プロトプラストの調製と細胞融合

7.      RNAの調製とRNaseの働き

8.      制限酵素地図作成

9.      コンピテントセル作成

10.  大腸菌のトランスフォメーション

13. プラスミドDNAの調製

 

評価方法:

  ホームワーク(レポート)50%

  実験実施状況      50%

  

連絡事項:

.     理解が困難な場合は、その都度相談に応じる。

.     定期試験は行わない。

.     予習、復習は確実に行うこと。生体材料の取扱いに十分注意をして実験を行うこと。すなわち、実験前日にはテキストを充分に読み、内容を把握しておくこと。実験操作をノートにメモしておくと良い。実験中には、実験に用いる器具、装置の使い方に慣れる。実験データをノートに逐次記録する。疑問点等もメモすること。また、定められた期間までに担当教官に実験レポートを提出する。

===========================================