2005年度
環境技術
========================================
科目名:環境技術(英文科目名:Environmental
Technology)
2単位 必修 専攻科2年 後期 講義
担当教官:
小林幸夫 (居室:電気・物質工学科棟2階) Tel:0285-20-2226 E-mail:
ykoba@oyama-ct.ac.jp
石原 学 (居室:電気・物質工学科棟2階) Tel:0285-20-2242 E-mail:
ishihara@oyama-ct.ac.jp
土田英一 (居室:電気・物質工学科棟2階) Tel:0285-20-2227 E-mail:
tsuchida@oyama-ct.ac.jp
鈴木真ノ介 (居室:電気・物質工学科棟2階) Tel:0285-20-2240 E-mail:
shin-s@oyama-ct.ac.jp
齊藤光司 (居室:電気・物質工学科棟4階) Tel:0285-20-2806 E-mail:
ksaitou@oyama-ct.ac.jp
田中孝国
(居室:電気・物質工学科棟3階)
Tel:0285-20-2804 E-mail: tanakatakakuni@oyama-ct.ac.jp
滝澤雄三 (居室:建築学科棟3階) Tel:0285-20-2830 E-mail:
ykoba@oyama-ct.ac.jp
川上勝弥 (居室:建築学科棟1階) Tel:0285-20-2839 E-mail:
ykoba@oyama-ct.ac.jp
授業目的:
1.リモートセンシングによる地球環境情報取得についての知識の習得(小林)
2.さまざまな環境音や騒音についての理解(石原)
3.音に関する基本的な法律についての理解(石原)
4.自然環境には人類にとって良し悪しがあることの理解(土田)
5.環境改善への取り組み事例の認知(土田)
6.生活環境に存在する機器が生ずる電磁界についての知識の習得(鈴木)
7.電磁界が生体や生体内医療機器に及ぼす各種影響についての知識の習得(鈴木)
8.技術の進歩と共に種々の環境問題がクローズアップされてきた。これらの環境問題と対策の現状を理解すると共に、倫理観を養う。(齊藤,
田中)
9.技術は我々人間に資する為にある。しかし、時にしてその技術が逆に生活する上で障害となったり、不利になるということもある。ここでは高齢者に視点を当て、高齢者の特性とそれからくる技術を含む環境の在り方について理解する。(滝澤)
10.快適な室内環境を構築するための基礎的知識の習得(川上)
11.循環型社会における材料の在り方の理解(川上)
達成目標:
1.地球環境問題に関し観測衛星から得られる画像情報の利用方法について簡単に説明できること。(小林)
2.騒音と遮蔽について説明できる。(石原)
3.労働安全衛生法等と音の関係について説明できる。(石原)
4.雷の発生原理を説明できる。(土田)
5.レーザ誘雷の原理を説明できる。(土田)
6.身近に存在するどんな電化製品から電磁波が発生するか説明できる.(鈴木)
7.それら電磁波による生体への影響例が説明できる.(鈴木)
8.SO2,NO2,CO2,PCB,CFC,PCDDなどの汚染の現状と対策が説明できる。(齊藤)
9.土壌及び水環境の汚染の現状と対策について説明できる。(田中)
10.高齢者の身体と心の特性の概要を説明できること。(滝澤)
11.今後の高齢社会に向け、環境整備の基本的在り方を述べることができること。(滝澤)
12.室内環境の汚染度合いを判定できる。(川上)
13.室内環境汚染を引き起こす材料を分別できる。(川上)
技術者教育プログラムの学習・教育目標:(C-1)
(C-3)
JABEE基準1の(1)との関係:(a),(b)
|
カリキュラム中の位置づけ:
この科目を学ぶために、前年度までの履修科目で関連性のある科目
技術者倫理、環境化学、
現学年でこの科目と関連性のある科目
光デバイス工学
次年度以降に学ぶ、この科目に関連性のある科目
|
教科書:特になし。必要に応じプリントを配布。
参考書:
1.船瀬俊介 「電磁波被曝」 双葉社
(2003) (鈴木)
2.荻野晃也 「危ない携帯電話」 緑風出版 (2002) (鈴木)
3.携帯電話からの電磁界を中心として 電磁界が生体へ及ぼす影響に関する小研究
三浦正悦(トランジスタ技術 2003年1月号特設記事) (鈴木)
4.安藤淳平他「環境の化学」日新出版
(1996) (齊藤)
5.児玉徹「地球環境問題に挑戦する」培風館(1997)
(田中)
6.厚生白書、高齢者のための建築環境(日本建築学会編、彰国社)、
その他高齢者関連図書多数有り(滝澤)
7.池田耕一:室内空気汚染の原因と対策、日刊工業新聞社(川上)
|
授業内容:
1.地球環境問題を解決するために必要不可欠な地球観測衛星と、それによって得られる画像情報を紹介し、現在の地球環境が有する問題点について講義する。(小林、1週)
2. 音響工学と環境(石原、0.5週)
知覚される音での環境問題と,範囲外の音との環境問題について考える。
建築音響を始め,生活環境の改善手法について考える。
3. 労働安全衛生法(石原、0.5週)
労働安全衛生法で扱われる作業安全と音に関わる法律的問題について考える。
4.自然環境の分類、雷の発生原理、レーザ誘雷の原理と実用化への取り組み(土田、1週)
5.電磁波とは?(鈴木、1週)
(1)各種電化製品から発生する電磁波の性質
(2)電磁波による症例
6.今後の対策−電磁波から身を守るには?(鈴木、1週)
(1)個人で出来ること
(2)社会として取り組むべきこと
7.環境問題の基礎知識と現状(齊藤、1週)
8.環境汚染物質(SO2,NO2,CO2,PCB,CFC,PCDDなど)についての
対策および処理技術(齊藤、2週)
9.土壌汚染、水汚染の対策及び処理技術(田中、2週)
10.高齢者とそれを取り巻く環境(滝澤、2週)
11.室内環境汚染のメカニズム、室内環境測定法及び室内環境汚染対策(川上、1週)
12.廃棄物の実態と各種環境基準(川上、1週)
13.再生資源を活用した材料(川上、1週)
|
各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法:
課題に対する提出レポートの内容で評価する。
|
評価方法:レポートの解答内容で評価する(各担当教官)
課題に対する提出レポートの内容で評価する。
最終の成績は、教官ごとの評価を担当時間の重みをつけて成績を計算する。
連絡事項:
1.地球環境というグローバルな視点から環境問題を考えて欲しい。(小林)
2.学生へのメッセージ(鈴木)
・ 普段何気なく使っている携帯電話やその他身近にある電化製品から発生する電磁波が生体や心臓ペースメーカなどの埋込型医療機器に及ぼす各種影響を紹介する.これを機に,電車内での携帯電話の使用を控えてもらえると有り難い.
・ 学生からの質問を大いに歓迎する.(電子メールも可)
3.講義時間以外でも質問がある場合は応じる。(齊藤、田中)
===========================================