化 学 熱 力 学
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科目名: 化 学 熱 力 学 (英文科目名: Chemical Thermodynamics)
1 単位 必修 物質工学科、コース共通 4 年・前期
担当教官: 岸 浩 (居室 : 物質・電気工学科棟 4 階)
Tel: 0285-20-2805 E-Mail: kishi@oyama-ct.ac.jp
授業目的
(1) 溶液の熱力学的関係式の理解
(2) 相平衡・相律・状態図についての理解
(3) エネルギー準位、ボルツマン分布等の概念の理解
(4) エネルギー、エントロピー等の熱力学関数の分子論的背景の理解
達成目標
(1) 溶液の熱力学的関係式に関する計算が出来る
(2) 相平衡・相律・状態図について説明出来る
(3) エネルギー準位、ボルツマン分布等の概念を説明出来る
(4) エネルギー、エントロピー等の熱力学関数の分子論的背景を説明出来る
技術者教育プログラムの学習・教育目標: (A)
JABEE基準1の(1)との関係: (d)、(g)
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教科書
Gordon M. Barrow著 「物理化学」(上) 第6版、 大門寛・堂免一成訳 (東京化学同人)
参考書
右脳式、演習で学ぶ「物理化学」-熱力学と反応速度-: 上松敬禧・他著 (三共出版)
大学演習「物理化学」: 吉岡甲子郎・荻野一善著、 (裳華房)
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授業内容
第1章 溶液の熱力学的取り扱い
§1. 溶液の熱力学、§2. 溶液の束一的性質、§3. 溶液中の平衡
第32章 相平衡
§4. Clausius-Clapeyronの式、§5. 相 律、§6. 相 図
第3章 エネルギー準位とBoltzmann分布
§7. 量子化されたエネルギー、 §8. Boltzmann分布
第4章 熱力学と分子論
§9. エネルギーの分子論的基礎、 §10. エントロピーの分子論的基礎
§11. 自由エネルギーと化学平衡の分子論的解釈
評価方法
中間試験(35%)、期末試験(35%)、演習課題(30%)。
連絡事項
1. 講義を中心とした授業で、2週に1回程度演習課題を課す。
2. 演習課題は必ず行い、次回に提出してください。
3. 中間試験と期末試験の2回の試験は50分で、電卓持ち込み可とするが、その他は不可とする。
4. 化学熱力学は理解しただけでは不十分で、式を用いた計算が出来ないと役に立ちません。
5. 質問がある場合は、いつでも教官室または実験室を訪ねてください。E-Mailでの質問も可です。