複合材料(SC専門科目)
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科目名:複合材料(英文科目名:Composite)
2単位 選択 物質工学専攻1,2年(隔年開講) 前期 講義
担当教官: 武成祥 (居室:電気物質棟4階)
Tel:0285-20-2809 E-mail: wuc@oyama-ct.ac-jp
授業目的:
1. 複合材料の基本理論及び力学特性の理解。
2. 金属系複合材料についての理解。
3. セラミック系複合材料についての理解。
4. 高分子系複合材料についての理解
5. 複合材料の先端分野への応用についての理解
達成目標:
1. 複合材料の基本構成を把握すること。
2. 複合材料の力学特性及び基本理論モデルについて説明できること。
3. 金属系複合材料の特徴及び応用分野について説明できること。
4. セラミック系複合材料の特徴及び応用分野について説明できること。
5. 高分子系複合材料の特徴及び応用分野について説明できること。
6. 物理、化学及び力学的な立場から複合材料について説明できること。
7. 実用分野に使用される典型的な複合材料の種類及び特性について説明できること。
技術者教育プログラムの学習・教育目標:(A)、(C)
JABEE基準1の(1)との関係:(d)、(g)
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教科書:自作プリント配布
参考書:堂本昌男、山本良一著「複合材料」東京大学出版会(1992)
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キーワード:
複合材料、繊維強化、粒子分散強化、強度、比弾性率、異方性
授業内容:
1.複合材料の歴史と工学的意義(伝統的なセラミックス材料とは、ファインセラミックスとは)(2週間)
2.構成素材の基礎(複合素材、繊維の種類、複合プロセス、力学的性質)(3週間)
3.金属系複合材料(分類、機械的な性質、製造方法、応用)(2週間)
4.セラミック系複合材料(分類、機械的な性質、強化原理、応用)(2週間)
5.高分子系複合材料(多様化、分類、性質)(2週間)
6.ゴム系複合材料(特徴、複合強化理論、応用)(1週間)
7.先端分野への応用(各種新しい複合材料、先端研究の現状、各分野への応用)(2週間)
8.まとめ(演習を含めて総括的にまとめる)(1週間)
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評価方法:
1.期末試験(60%)
2.演習問題や課題の解答内容(40%)
定期試験実施方法:
授業の最後に定期試験を行う。参考書、コピー、携帯電話、電卓の持ち込みは不可。
連絡事項:
1.講義を中心として、数回のレポート課題を出して提出させ学習の達成度をチェックする。
2.講義時間以外でも質問がある場合は応じる。
3.本人の欠席等により授業内容を理解できなかった場合の補講は行わない。
4.予習-授業計画に予定されている内容に関連することについて事前に参考書などで学習して問題点を明らかにしておく。
5.授業-講義内容、黒板の内容及び配布プリントをノートに整理して理解する。
疑問点があれば教官に質問する。
6.復習-授業での内容を反復学習し、出されるレポートの課題を解答すること。
理解が困難な場合は、その都度相談に応じる。
学生へのメッセージ:予習、復習は確実に行うこと。
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