機器分析I(4C専門科目)

 

 

 

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科目名機器分析I(英文科目名:Instrumental Analysis I

1単位 必修 物質工学科4年 前期 講義+演習

担当教官 亀山雅之(居室:電気物質棟4階)

Tel:0285-20-2801 E-mail: kameyama@oyama-ct.ac.jp

授業目的

1.代表的な分析機器により得られる情報を理解する。

2.有機化合物の構造決定法を理解する。

達成目標

1.赤外吸収、紫外吸収、核磁気共鳴、質量スペクトルから得られる基本的な情報を読み取れる。

2.各スペクトルから得られる情報を総合して構造を決定できる。

3.求める情報を得るにはどのスペクトルを測定すればよいか判断できる。

 

 

教科書J.McMurry著、伊東訳「マクマリー有機化学概説」東京化学同人(2001

 

参考書

田中誠之・飯田芳男「機器分析」裳華房

R.M.Silverstein, F.X.Webster著、荒木等訳「有機化合物のスペクトルによる同定法」東京化学同人

学習方法

  予習-授業計画に予定されている内容を、教科書および参考書で事前に学習して問題点等を明らかにしておく。

  授業-講義と演習の内容をノートに整理して理解する。

復習-講義内容を反復学習して課題等を解答する。

 

 

キーワード:機器分析、赤外吸収スペクトル、紫外吸収スペクトル、核磁気共鳴スペクトル、質量スペクトル、有機化合物、構造決定

 

授業内容

1.赤外吸収スペクトル(3週)
2.紫外吸収スペクトル(1週)

3.核磁気共鳴スペクトル(4週)
4.質量スペクトル(3週)
5.構造決定演習(4週)

授業方法

1.理論を講義した後、実際のスペクトルの読み方を演習する。

2.演習にはプリントを適宜用いる。

3.小テストを適宜行う。

4.学習の達成度を小テストにより確認する。

 

 

カリキュラム中の位置付け: 有機化合物の構造とそのスペクトルとの関係を理解する科目である。

この科目を学ぶために先行して理解する必要のある科目:有機化学、物理化学

この科目と同時に学ぶ関連科目:量子化学

この科目の後に学ぶ関連科目:機器分析II

 

 

評価方法:原則として以下の比率で総合的に評価する。

  スクールワーク(出欠状況、授業態度、演習) 10%

  ホームワーク(予習復習と課題の提出状況) 10%

  小テスト 20%

試験 60%

試験実施方法

  小テストは授業開始から10分間程度とし、試験は90分間とする。

教科書、ノート、参考書、コピー、携帯電話、電卓の持ち込みは不可。

連絡事項

 

学生へのメッセージ

有機化合物の構造決定には、種々のスペクトルから得られた情報を総合的に分析することが必要です。まず、個々のスペクトルを理解する事から始めましょう。そして、パズルを解くような要領で、構造を決めましょう。実際にやってみると以外に簡単です。質問は大歓迎です。

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