無機化学(本科専門科目)

 

 

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科目名:無機化学 (英文科目名:Inorganic Chemistry

        1単位 選択 物質工学3年 通年 講義

担当教官:糸井康彦 (居室:電気・物質棟3階)

     Tel:0285-20-2802  E-mail:itoi@oyama-ct.ac.jp 

授業目的:

2年の基礎化学の継続。典型元素に関わる化合物の基礎的学習及び

遷移元素に関わる化合物の基礎的性質と錯体的な考え方を学習する。

達成目標:

  化学の基礎を理解すること。

                                          

教科書: J.D.Lee:無機化学(東京化学同人)、チャート式化学

参考書:     チャート式化学など高校の参考書

1年の化学教科書

無機化学の基礎(大日本図書)

学習方法:

  予習―シラバスに予定されている講義に関連する内容を、事前に教科書・参考書など

で学習して問題点を明らかにしておく。

  授業―口頭と板書の内容をノートに整理し、内容を理解する為に疑問点を質問する。

     

  復習―講義内容を反復学習し、重要項目に関して自分なりの問題提起をしてみる。

 

                                           

キーワード:ホウ素、アルミニウム、スズ、鉛、亜鉛族、錯体(イオン)、配位化合物、

クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅族、希ガス、レアメタル

講義内容:

  1.ホウ素族元素(ホウ素)―――――――――――   3週

2.ホウ素族元素(アルミニウム)――――――――― 3週

前期中間試験

3.炭素族元素(スズ)―――――――――――――― 2週

4.炭素族元素(鉛、ゲルマニウム)―――――――― 2週

5.典型金属元素(亜鉛族、錯体)――――――――――5週

前期末試験

  6.遷移金属元素(マンガン族、錯体)――――――――  2週

  7.遷移金属元素(クロム族、錯体)――――――――――2週

8.遷移金属元素(錯体、命名、表記、構造)――――――2週

9.遷移金属元素(鉄、コバルト、ニッケル)――――――2週

後期中間試験

10.遷移金属元素(銅族、錯体)――――――――――――4週

11.遷移金属元素(白金族、錯体、レアメタル)―――――3週

学年末試験

授業方法:口頭での講義を中心に、適宜10~20分程度の小テストを行う。

     学習の達成度は、小テストの結果を以って知らせる。

     本人の欠席などによって講義内容を理解できなかった場合、

     補講や再・小テストは行わないが、質問に対しては、

講義中、あるいは、放課後等に十分に時間を都合する。

                                           

カリキュラム中の位置付け:

この科目を学ぶ為に先行して理解する必要のある科目:

  基礎化学、分析化学、化学基礎実験、分析化学実験、物質工学入門、化学

この科目と同時に学ぶ関連科目:

この科目の後に学ぶ関連科目:金属化学

                                           

評価方法:  

  スクールワーク(出欠状況、授業態度、)、小テスト、中間試験・定期試験

定期試験実施方法:  

定期試験;50分  参考書、コピー、携帯電話、電卓など持ち込み不可

連絡事項:

  理解が困難な場合は、その都度相談に応じる。

学生へのメッセージ:

  小テストは確実に受験すること。

 高校生が学習している化学の内容に加えて、4・5年生で学ぶ、材料工学、

工業化学、金属化学の基礎を学ぶ。

基礎的内容の理解の中で、化学が如何に身の廻りの物質、現象、生活と関わって

いるかを感じ取って欲しい。

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