反応工学(5C専門科目)
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科目名:反応工学(英文科目名:Reaction Engineering)
2単位 選択 物質工学科5年 通年 講義
担当教員:西脇昭雄
Tel:
0285-20-2813 (物質工学科事務室)
授業目的:
1.化学反応装置の種々の形式と反応操作についての理解
2.化学反応の量論的関係の把握
3.反応速度の測定と微分法・積分法による速度式の理解
4.化学反応装置の物質収支の取り方
5.回分,押出し流れ,完全混合流れの各反応装置の操作設計についての理解
達成目標:
1. 反応による変化率と質量分率,モル分率,濃度,分圧の関係が説明できること
2. 回分操作の基礎式が記述でき,簡単な反応の速度定数を求めることができること
3. 擬定常状態近似,律速段階による速度式が導けること
4. 回分定密度系操作の場合の必要な反応時間や変化率の計算ができること
5. 押出し流れ操作,完全流れ操作の場合の所要体積の計算や比較ができること
技術者教育プログラムの学習・教育目標:(A-1)
JABEE基準1の (1) との関係:(d(2-a))
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カリキュラム中の位置づけ
この科目を学ぶために,前年度までの履修科目で本科目と関連性のある科目
化学工学,化学装置工学
現学年でこの科目と関連性のある科目
プロセス工学,材料化学実験,生物反応工学
次年度以降に学ぶ,この科目に関連性のある科目
生物化学工学
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教科書:久保田・関沢「反応工学概論(第2版)」日刊工業新聞社 (1986)
参考書:化学工学会監 小宮山宏「反応工学」培風館(1995)
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授業内容:
1. 反応装置と反応操作(1週)
2. 反応の量論的関係(3週)
3. 反応速度の実測-静止法,流通法(3週)
4. 反応速度の表現(4週)
5. 反応の機構と速度式(4週)
6. 固相を含む反応の速度(1週)
7. 等温回分,半回分操作の設計(4週)
8. 等温押出し流れ操作(4週)
9.等温完全混合流れ操作,多段操作(4週)
10.反応の収率・選択率(2週)
期末試験(前期末・後期末)
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各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法:
1.期末試験において50%以上の成績で評価する.
2.課題レポートの解答内容を設定水準で評価する.
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評価方法:
評価は下記のように総合して行う.
期末試験(2回の平均) 70%
課題レポートの解答内容 30%
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連絡事項:
1.学習相談には,その都度応じる.
2.数式の導出や数値の計算は自分でていねいに確かめること.
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