生体エネルギー論SC専門科目)         2005年度

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科目名:生体エネルギー論(英文科目名:Bioenergetics

    2単位 選択 物質工学専攻1, 2年  隔年開講

担当教官:浦田克郎 (居室:物質実験棟2階)

    Tel: 0285-20-2801    E-mail: urata@oyama-ct.ac.jp

授業目的:

1.     生命現象に伴うエネルギーの出入りや変換、いわゆるエネルギー代謝を理解する。

2.     すべての生物によって生命現象のエネルギー物質として使われているATP (アデノシン 3-リン酸)の生成機構について理解する。

3.     細胞膜を介したエネルギーに依存する輸送と依存しない輸送の機構について理解する。

達成目標:

1.     生体内で行われている化学反応にエネルギーを供給する機構を生化学レベルで説明できる。

2.     いろいろな生命現象に応じてエネルギーの変換が行われていることを理解する。

3.     生物界のエネルギー代謝も熱力学第2法則に支配されており、その流れをたどればすべて太陽エネルギーが源であることを理解する。

 

・・・プログラムの学習・教育目標: (A-1)

 JABEE基準1の(1)との関係: (d-(1))(c), (g)

 

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カリキュラム中の位置づけ

 この科目を学ぶために、前年度までの履修科目で本科目と関連性のある科目

    物質工学入門、生物化学、微生物工学、酵素工学I, II、生物工学実験

 現学年でこの科目と関連性のある科目

    生物化学工学

  次年度以降に学ぶ、この科目に関連性のある科目

    代謝生理学

 

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参考書:コーン・スタンプ「生化学第5版」東京科学同人

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授業内容:

1.     解糖系とTCA回路 (1)

2.     呼吸鎖(5週)

3.     化学浸透圧説・ATPase5週)

4.     光合成(2週)

5.     能動輸送 (2)

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各達成目標に対する達成度の具体的な評価法:

1.     2回の試験の平均60%以上の成績で評価する。

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評価方法:

  評価は第3章と第5章の最後で計2回行う試験成績の平均で行う。

 

連絡事項:

  1.授業方法は講義を中心とし適宜プリントなどの資料を配布する。

  2.試験は時間を60分、ノート、配布資料の持ち込みは不可とする。

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