科目名 |
細胞・遺伝子工学 |
英語科目名 |
Cell and
Genetic Engineering |
開講年度・学期 |
平成18年度・通年 |
対象学科・専攻・学年 |
物質工学科5年 |
授業形態 |
講義 |
必修or選択 |
選択 |
単位数 |
2単位 |
単位種類 |
履修単位(30時間単位) |
担当教員 |
佐々木いづみ |
居室(もしくは所属) |
電気・物質棟3階 |
電話 |
0285-20-2811 |
E-mail |
sasaki@oyama-ct.ac.jp |
授業の達成目標 |
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1.DNAとRNAの構造上の違いについて説明できる。 2.真核生物と原核生物との違いについて説明できる。 3.cDNAの合成やPCRなどの原理について模式図を描いて説明できる。 4. 組換えDNAまたは遺伝子のクローニングを行うとき、その基本操作の流れを簡単に説明できる。 |
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各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法 |
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1から4については期末試験の成績が60点以上のものについて評価する。 |
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評価方法 |
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評価は前期末試験と学年末試験の平均点を最終成績とします。 |
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授業内容 |
授業内容に対する予習項目 |
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前期 1. 細胞の構造と構成成分—細胞の機能、細胞構成する小器官の構造と機能、真核細胞と原核細胞—(2週) 2. 染色体・遺伝子の構造—染色体、ゲノム及び遺伝子の構造、DNAの構造と性質、RNAの構造、ウイルス遺伝子—(2週) 3. 遺伝子の発現とその調節—セントラルドグマ、DNAの複製、転写、翻訳、遺伝子発現の調節—(4週) 4. 遺伝子操作法—DNAの調製、mRNAの調製、cDNAの調製、ベクターDNAの調製、DNA組換え実験に用いられる酵素群—(3週) 5. ベクターープラスミドベクター、バクテリオファージベクター、コスミドベクターー(2週) 6.ポリメラーゼチェイン反応—PCRの原理、RT-PCRなど各種のPCR法—(2週) 後期 7.遺伝子クローニングーDNAクローニングの基本操作、目的とする遺伝子クローンの選択と同定法、真核生物のタンパク質をコードするcDNA断片のクローニングー(4週) 8.遺伝子の解析—制限断片長多型(RFLP)、塩基配列の決定法—(1週) 9.発現ベクターによる生産—組換えタンパク質、大腸菌における発現ベクター、大腸菌以外の発現ベクター—(2週) 10.動物の遺伝子操作—トランスジェニック動物、遺伝子導入法、ES細胞、クローン動物の作製—(3週) 11.植物における遺伝子工学—導入ベクターの構成、遺伝子導入法、トランスジェニック植物の利用—(2週) 12.単クローン抗体—免疫機構、抗体の構造、細胞融合、マウス単クローン抗体産生細胞の調製—(3週) |
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キーワード |
遺伝子、分子生物学、細胞工学 |
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教科書 |
柴忠義『遺伝子工学』講談社 |
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参考書 |
B.Lewin「遺伝子」(2002)東京化学同人 |
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技術者教育プログラムの学習・教育目標 |
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(A-1)科学や工学の基本原理や法則を身につける。 |
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JABEE基準1の(1)との関係 |
(d(2-a))、(g) |
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カリキュラム中の位置づけ |
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前年度までの関連科目 |
物質工学入門、生物化学、微生物工学、酵素工学氈A |
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現学年の関連科目 |
生物資源工学、食品化学、生物工学実験 |
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次年度以降の関連科目 |
タンパク質ペプチド工学、生体エネルギー論、代謝生理学、生物化学工学、免疫工学 |
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連絡事項 |
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1. 授業方法は基本としてテキストに沿って講義を中心とし、内容に応じて随時補充プ リントを配布します。また、学習状況を把握するため時々演習問題を出し回答の提 出を求めます。 2.授業中しっかりとノートをとり配布したプリントは授業に必ず持参してください。 3. 前回の授業内容をその都度しっかりと復習し、理解したうえで、次回に臨んでください。 4.中間テストは行わず、前期末試験と学年末試験を実施します。 5.普段の生活中、遺伝子工学に関する話題に興味をもってほしい。 |
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シラバス作成年月日:平成 18年 2月 16 日 |