科目名	化学工学	英語科目名	Chemical Engineering
開講年度・学期	平成１８年度・通年	対象学科・専攻・学年	物質工学科３年
授業形態	講義	必修or選択	必修
単位数	２単位	単位種類	履修単位（３０時間単位）
担当教員	西脇昭雄	居室（もしくは所属）
電話	0285-20-2802（学科長）	E-mail	nisiwaki@oyama-ct.ac.jp
授業の達成目標
１．化学工学関係の単位の換算ができ、また両対数・片対数目盛のグラフと数式がわかる。 ２．流動では輸送動力、伝熱では二重管式熱交換器に関係する基本的事項の説明と計算ができる。 ３．蒸留、吸収、調湿の各物質移動操作について基本的事項が理解でき、種々の数値的な取扱いにも慣れる。
各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法
中間・期末試験において５０％以上の成績で評価する。 同様に課題の解答内容について評価する。
評価方法
評価は、試験の成績のほか、課題の解答内容、出席状況を加味して行う。
授業内容			授業内容に対する予習項目
１．化学プロセスと化学工学（１週） ２．単位と次元―単位系、単位の換算、次元解析（３週） ３．図表と数式の取扱い―グラフと数式、図積分、試算法（３週） 　前期中間試験 ４．流動―流体の性質、連続の式、ベルヌイの式、流動の機構、管内流れのエ 　　ネルギー損失、輸送動力、流量の測定（４週） ５．伝熱―伝熱の機構、フーリエの法則、平面壁内・円管壁内の伝導伝熱、固 体と流体間ならびに固体壁を通しての２流体間の対流伝熱（３週） 　前期末試験 ６．伝熱操作―各種伝熱装置、対流伝熱装置の計算（２週） ７．蒸留―気液平衡、沸点－組成線図、x-y線図、ラウールの法則、回分単蒸 留、連続単蒸留、分縮、精留の原理、連続精留塔の理論段数、マッケーブ シールの図解法、特殊蒸留法（５週） 　後期中間試験 ８．吸収―ガスの溶解度、分子拡散、物質移動、二重境膜説、吸収速度、吸収 装置、充填塔、物質収支（４週） ９．空気調湿―湿度、湿り空気の性質、露点、湿球温度、断熱飽和温度、湿度図表とその使用法（３週） 　学年末試験
キーワード	物質収支、エネルギー収支、平衡、流動、伝熱、蒸留、吸収、調湿
教科書	疋田晴夫「改訂新版　化学工学通論�氈v朝倉書店（1982）
参考書	１．高松武一郎「化学工学への招待」朝倉書店（1995） ２．小島和夫ほか「入門化学工学 [改訂版]」培風館（1996）
技術者教育プログラムの学習・教育目標
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JABEE基準１の（１）との関係		―――
カリキュラム中の位置づけ
前年度までの関連科目		製図
現学年の関連科目		物理化学、工学概論
次年度以降の関連科目		化学装置工学、プロセス工学、材料化学実験
連絡事項
この科目は、化学工学関係の最初の科目で、また他の化学系の専門科目と異なって工学的な取扱いが多い。実際の計算を通して理論や概念の理解を深めてほしい。
シラバス作成年月日：平成１８年２月１７日