科目名

工業材料

英語科目名

Industrial Materials

開講年度・学期

平成18年度・通年

対象学科・専攻・学年

本科5

授業形態

講義

必修or選択

必修

単位数

2単位

単位種類

30時間履修単位

担当教員

小林 秀彦 (非常勤講師)

居室(もしくは所属)

電気・物質棟3(糸井教員室)

電話

Tel: 048-858-3501

E-mail

hikoba@apc.saitama-u.ac.jp

授業の達成目標

1.セラミックスの概要,その特徴を説明できる。セラミックスの種類と用途を説明できる。

2.セラミックスの微構造と特性との関連性について説明できる。

3.セラミックスの合成プロセス技術を系統的に説明できる。

4.セラミックスプロセスを支える理論の基礎的な知識について説明でき,これらの知識が応用できること。

5.セラミックス材料である誘電体材料,導電体材料,磁性材料,光学材料,構造材料について説明できる。

 

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

1 60%以上の成績で評価する

2       同 上

3       同 上

4       同 上

5       同 上

 

評価方法

評価方法:

中間試験(30),期末試験(30),宿題の理解度確認シート(40)

 

授業内容

授業内容に対する予習項目

授業内容:

1. 序 論−  工業材料とは,無機材料とは (1)

2. セラミックスの概要 (2)

3. セラミックスの微細構造 (2)

4. 合成プロセス技術−粉末合成,単結晶,膜合成,繊維−(3週)

5. 合成プロセス技術−成形,焼結,焼結体の加工−(2週)     

6. セラミックスプロセスの理論−結晶相の制御−(2週)

7. セラミックスプロセスの理論−表面と界面,成形とレオロジー−(3)

 

8. セラミックスプロセスの理論−格子欠陥と拡散−(2週)

9. セラミックスプロセスの理論−焼結のメカニズム−(1週)

10. セラミックスの理論と応用−誘電材料−(2週)

11. セラミックスの理論と応用−導電材料−(2週)

12. セラミックスの理論と応用−磁性材料−(2週)

13. セラミックスの理論と応用−光学材料−(2週)

14. セラミックスの理論と応用−構造材料−(2週)

15. セラミックスの理論と応用−表面利用材料,生体材料−(2週)

 

 

予 習: 特に準備はいらない。

 

授 業: 授業時間内に講義内容が理解できるように授業を進めるので,より多くの活きた知識を身につけること。授業中に多く質問するように努力すること。

 

復 習: 毎回の講義内容の理解度を各自が確認できるように,理解度確認シートを宿題にする。

 

 

キーワード

セラミックスの微構造,粉末の合成,単結晶,膜合成,成形,焼結,結晶相の制御,レオロジー,格子欠陥,拡散,誘電材料,導電材料,磁性材料,光学材料,構造材料,生体材料,表面利用材料

 

教科書

掛川,山村,守吉,門間,植松,松田 共著,「機能性セラミックス化学」(朝倉書店,2004

 

参考書

水田,河本 共著,「セラミックス材料科学」(東京大学出版会)

柳田 博明 著,「セラミックスの化学」(丸善)

柳田,永井 共著,「セラミックスの科学」(技報堂)

安田,高萩,奥山,峠,安保,岡本 共著,「機能性材料科学」(朝倉書店)

 

技術者教育プログラムの学習・教育目標

(-2) A-2)基礎知識を専門工学分野の問題に応用して解ける。

 

JABEE基準1の(1)との関係

((2-a))

該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力

(2)専門工学の知識・能力

a)専門工学(工学(融合複合・新領域)における専門工学の内容は申請高等教育機関が規定するものとする)の知識と能力

() 自主的,継続的に学習できる能力

 

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

無機化学,物理化学

現学年の関連科目

材料工学,焼結工学,

次年度以降の関連科目

複合材料

連絡事項

1.学習方法

予 習;  特に準備はいらない。

授 業;  授業時間内に講義内容が理解できるように授業を進める。 より多くの活きた知識を身につけること。

授業中に多く質問するように努力すること。

復 習;  毎回の講義内容の理解度を各自が確認できるように,理解度確認シートを宿題にする。

 

2.授業方法

授業時間内に講義内容が理解できるように授業を進め,より多くの活きた知識を身につけさせる。

授業中に多く質問するように努力させ,自らが積極的に専門知識を習得できるようにする。

毎回の講義内容の理解度を各自が確認できるように,理解度確認シートを宿題にする。

 

3.試験実施方法

中間試験および期末試験は時間を90分とし,基礎的で基本的な内容の理解度を確認する。

 

4.学生へのメッセージ

工業材料の一つである無機材料のセラミックスを理解し,その高機能材料化における科学と技術を基礎から学ぶことができます。 講義で理解した内容を素材(材料)開発に応用できるように,しっかりと勉強して下さい。

 

 質問がある場合には,電子メールでコンタクトを取ること。 e-mail hikoba@apc.saitama-u.ac.jp

 

シラバス作成年月日:平成 18 年 1 月 20 日