科目名	微生物工学		英語科目名	Introduction to the microbial world
開講年度・学期	平成１９年度・通年		対象学科・専攻・学年	物質工学科４年
授業形態	講義		必修or選択	必修
単位数	2単位		単位種類	履修単位（30時間単位）
担当教員	浦田克郎		居室（もしくは所属）	物質工学実験棟2F
電話	0285-20‐2810		E-mail	urata@oyama-ct.ac.jp
授業の達成目標
1. 微生物を通して生物学の基礎を学び、微生物の細胞学的、生理学的特長を説明できる。 2. 微生物の純粋分離・無菌操作・培養についての基本原理を学び微生物の実験ができる。 3. 自然界における微生物の存在とその役割について理解する。
各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法
４回の試験の平均60%以上の成績で評価する。
評価方法
評価は前後期それぞれ2回、計4回の試験の平均成績[評価の90%]および夏休みの微生物各論の課題の提出とその内容[評価の10%]で行う。
授業内容
1. 微生物学の歴史−自然発生説に関する論争、発酵における微生物の役割、病気の原因としての微生物、純粋培養法（5週） 2. 微生物学の方法−純粋培養技術、滅菌の理論と実際、微生物の栄養の基本要素、培地の調整、選択培地（5週） 3. 微生物界の性格−原核生物と真核生物、真核生物の体制と機能、原核生物の体制と機能（5週） 4. 微生物の増殖−増殖の数学的性格と表現、増殖曲線、増殖の計測、増殖の効率、増殖と代謝の調節、調節の生化学的基礎、酵素合成の調節、微生物の増殖に及ぼす環境・温度・酸素の影響（5週） 5. 原核細胞における構造と機能との関係―原核細胞のエンベロープ、細胞膜、細菌の細胞壁（5週） 6. ウイルス−ウイルスの一般性状、ウイルスの増殖、腫瘍ウイルス（5週）
キーワード	原核微生物、真核微生物、無菌操作、純粋培養
教科書	スタニエ他「微生物学入門編」培風館（1998）
参考書	スタニエ他「微生物学」上巻　原書第5版　培風館（1996）
小山高専の教育方針�@〜�Eとの対応		�B
技術者教育プログラムの学習・教育目標
(A-1)
JABEE基準１の（１）との関係			(d(1))(c),(g)
カリキュラム中の位置づけ
前年度までの関連科目			物質工学入門、生物化学
現学年の関連科目			酵素工学I, II、生物工学実験
次年度以降の関連科目			生物資源工学、天然物化学、環境化学、細胞遺伝子工学、食品化学、生体エネルギー論、代謝生理学、免疫工学、生物機能化学
連絡事項
1. 試験時間は90分、ノート、配布資料の持ち込みは不可とし、微生物の増殖の分野のみ電卓(ポケコンは不可)の持込を可とする。 2. 生物工学実験の生物分野の内容と密接に関係していることを認識、実験の予習にも参考としてほしい。
シラバス作成年月日：平成19年7月1日