科目名

焼結工学

英語科目名

Sintered Process

開講年度・学期

平成19年度・後期

対象学科・専攻・学年

物質工学科5年

授業形態

講義

必修or選択

選択

単位数

2単位

単位種類

学修単位(15+30)h

担当教員

川越大輔

居室(もしくは所属)

物質工学科実験棟1階

電話

0285-20-2803

E-mail

kawagoe@oyama-ct.ac.jp

授業の達成目標

1.セラミックスの結晶構造について説明できる。

2.セラミックスの作製プロセスについて説明できる。

3.セラミックスの粉末の製造、成形法および評価法について説明できる。

4.焼結プロセス、焼結機構について説明できる。

5.焼結プロセスの応用について説明できる。

 

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

達成度の評価は下記2項目によって行う。

・試験において60%以上の成績で評価する。

・課題や演習に対する内容について評価する。

評価方法

試験や課題・演習に対する解答内容について評価する。

授業内容

授業内容に対する自宅学習項目

自宅学習時間 (時間)

1.焼結工学概要

焼結の概要について600〜800字で要約し、授業の前に提出する。

2.セラミックスの結晶構造と非晶質構造

セラミックスの結晶構造と非晶質構造を600〜800字で要約し、授業の前に提出する。セラミックスの結晶構造を図示する。

 

3.金属とセラミックスの製錬・精製

金属とセラミックスの製錬・精製を600〜800字で要約し、授業の前に提出する。

 

4.溶解・鋳造、塑性加工、熱処理、接合プロセス

溶解・鋳造、塑性加工、熱処理、接合プロセスについて600〜800字で要約し、授業の前に提出する。

5.粉末製造法と生成粉の特性

溶解・鋳造、塑性加工、熱処理、接合プロセスについて600〜800字で要約し、授業の前に提出する。

 

6.粒度分布と粒子の充填

粒度分布と粒子の充填について600〜800字で要約し、授業の前に提出する。粒度分布の測定方法を一つ選びその原理についても説明する。

 

7. 圧縮性、成形性

圧縮性、成形性について600〜800字で要約し、授業の前に提出する。成形性の違いが焼結に及ぼす影響についても説明する。

 

(前期中間試験)

 

 

8.粉末成形法と成形体の特性

粉末成形法と成形体の特性について600〜800字で要約し、授業の前に提出する。成形方法のひとつを選択しその原理・特徴を説明する。

9.高温拡散、焼結プロセス、焼成法、焼結機構

高温拡散、焼結プロセス、焼成法、焼結機構について600〜800字で要約し、授業の前に提出する。焼結機構のモデルを図示し、簡単な説明をする。

 

10.焼結速度式、気孔の成長と形態、焼結助剤、焼結体の微細構造

焼結速度式、気孔の成長と形態、焼結助剤、焼結体の微細構造について600〜800字で要約し、授業の前に提出する。

 

11.焼結炉と雰囲気

焼結炉と雰囲気について600〜800字で要約し、授業の前に提出する。

 

12.焼結材料中の気孔の形態と分布

焼結材料中の気孔の形態と分布について600〜800字で要約し、授業の前に提出する。焼結中の気孔の変化を図示し説明する。

13.多孔質材料の性質と用途

多孔質材料の性質と用途について600〜800字で要約し、授業の前に提出する。多孔体の応用についても説明する。

 

14.最近の焼結技術、HP法、HIP法、放電焼結法

最近の焼結技術、HP法、HIP法、放電焼結法について600〜800字で要約し、授業の前に提出する。どれかひとつを選択し、図示して原理を説明する。

15.セラミックスの応用

セラミックスの応用について600〜800字で要約し、授業の前に提出する。

(前期期末試験)

 

自宅学習時間合計

60

キーワード

焼結,結晶,拡散,粉末,成形,雰囲気,機能材料,気孔,粒度分布,多孔材料

教科書

プリント等配布

参考書

日本塑性加工学会「粉末の成形と加工」コロナ社(1994)

石田恒雄「焼結材料工学」森北出版(1997)

小山高専の教育方針@〜Eとの対応

C

技術者教育プログラムの学習・教育目標

(A-2)、(C-2)

JABEE基準1の(1)との関係

(d (2-a))、(g)

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

基礎化学、材料工学、工学概論

現学年の関連科目

工業材料

次年度以降の関連科目

複合材料

連絡事項

 

 

シラバス作成年月日:平成19年1月26日