科目名

酵素工学Ⅰ

英語科目名

Enzyme Engineering I

開講年度・学期

平成20年度・前期

対象学科・専攻・学年

物質工学科4年

授業形態

講義

必修or選択

選択

単位数

1単位

単位種類

学修単位(30+15)h

担当教員

胸組虎胤

居室(もしくは所属)

物質工学科実験棟2

電話

0285-20-2800

E-mail

munegumi@oyama-ct.ac.jp

授業の達成目標

1.   酵素工学とバイオテクノジーについて説明できる。

2.   酵素の構造と機能について説明できる。

3.   酵素分子の分離、精製方法を説明できる。

4.   各種クロマトグラフィーの特徴を説明できる。

5.   酵素をその触媒する反応の種類によって分類できる。

6.   酵素を利用した工業的生産の概略を説明できる。

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

試験での関連問題と各回に出されるか課題の合計点について60%以上の成績で達成とする。

評価方法

課題に対する評価:40%; 2回の試験(90分2回):60%

  試験における参考書、コピー、携帯電話、電卓、ノート、メモ等の持ち込みは不可

授業内容

自学自習項目

自学自習

1.(4/16)酵素工学とバイオテクノロジーの概略

酵素工学とバイオテクノロジーとの関連について600800字以内でまとめる。

.4/23)酵素とタンパク質の構造

酵素とタンパク質の関係について600800字以内でまとめる。

.4/30)酵素の活性発現と活性中心

酵素の活性が発現する理由を「触媒部位」と「結合部位」と言葉を使って正しく説明する。

.5/7)分子ふるいクロマトグラフィー

クロマトグラフィーの分類表を作る。分子ふるいクロマトグラフィーの原理を説明する。

. (5/21) イオン交換クロマトグラフィー

イオン交換クロマトグラフィーの原理を説明する。

6.(5/28) 電気泳動

等電点電気泳動とSDS電気泳動の違いを説明する。

7.(6/4)  酵素の製造法、精製法(1)

上記以外の分離精製法を1つ選んで説明する。

8.(6/511) 中間試験

中間試験までの範囲を復習する

9.(6/18) 酵素の製造法、精製法(2)

酵素を精製する方法をフロー図に書いて説明する。

10. (6/25) 固定化酵素

固定化酵素を用いる利点を説明する。

11. (7/2) デンプン加工

デンプン加工の具体例を3つ挙げて説明する。

12. (7/9) アルコール製造

アルコール製造の具体例を1つ説明する。

13. (7/16) アミノ酸製造

アミノ酸製造法の具体例を1つ説明する。

14. (7/23) 酵素を利用した医薬品製造

酵素を利用した医薬品製造の例を2つ挙げて説明。

15. (7/30) 酵素を利用した物質生産のまとめ

酵素が将来どのような方面で利用されるか考察。

8/17)前期期末試験

 

 

自学自習時間合計

15

キーワード

タンパク質、酵素、精製、分離、分析、生産  

教科書

野本正雄著、「酵素工学」(学会出版センター)

参考書

1.田宮 他訳「ヴォート生化学(上)(下)」、」東京化学同人(1992

2.泉屋他著、「生物化学序説」、化学同人(1998

3.一島英治著、「酵素- ライフサイエンスとバイオテクノロジーの基礎」(2002)

4.掘越他著、「酵素 科学と工学」講談社サイエンティフィック(2003

小山高専の教育方針

①、②

技術者教育プログラムの学習・教育目標


B-3)技術的課題や問題の全体的な解決方法を明らかにできる。

C-1)資源やエネルギー、環境を考慮した技術を指向できる。


JABEE基準1の(1)との関係

(b)(d(1))(e)

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

生物化学

現学年の関連科目

物質工学実験

次年度以降の関連科目

酵素工学Ⅱ、微生物工学、生物有機化学

連絡事項

特になし。

シラバス作成年月日

平成20年3月13