科目名

有機金属化学

英語科目名

Organometallic Chemistry

開講年度・学期

平成20年度・後期

対象学科・専攻・学年

物質工学専攻 1・2年

授業形態

講義

必修or選択

選択

単位数

2単位

単位種類

学習単位(15+30)h

担当教員

亀山雅之

居室(もしくは所属)

電気・物質棟4階

電話

0285-20-2801

E-mail

kameyama@oyama-ct.ac.jp

授業の達成目標

1.     遷移金属錯体の基本的な反応を理解する。

2.     有機金属錯体触媒を用いる代表的な合成反応を理解する。

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

達成目標1−2:試験において60%以上の得点により評価する。

評価方法

原則として次の2項目の加重平均により評価する。

1.各試験:90%   2.演習問題および課題:10%

試験での教科書、参考書、ノート、およびそれらのコピーの持ち込みは不可とする。

授業内容

授業内容に対する自学自習項目

自学自習時間 

1.  有機金属化学の概略、有機金属錯体の化学結合

予習:教科書の該当する部分を精読する。

復習:有機金属錯体の化学結合の特徴を理解する。

2.  有機金属錯体の合成、構造、命名

予習:教科書の該当する部分を精読する。

復習:有機金属錯体の合成、構造、命名法を確認し、その特徴を理解する。

3.  有機遷移金属錯体の基本的反応

予習:教科書の該当する部分を精読する。

復習:種々の有機遷移金属錯体の基本的反応を確認し、その特徴を理解する。

4.  有機遷移金属錯体の基本的反応

予習:教科書の該当する部分を精読する。

復習:種々の有機遷移金属錯体の基本的反応を確認し、その特徴を理解する。

5.  錯体触媒を用いる工業触媒反応:アルケン類の反応

予習:教科書の該当する部分を精読する。

復習:錯体触媒を用いる工業触媒反応の内、アルケン類の反応の機構を確認し、その特徴を理解する。

6.  錯体触媒を用いる工業触媒反応:一酸化炭素の反応

予習:教科書の該当する部分を精読する。

復習:錯体触媒を用いる工業触媒反応の内、一酸化炭素の反応の機構を確認し、その特徴を理解する。

7.  錯体触媒を用いる工業触媒反応:酢酸製造に関する反応

予習:教科書の該当する部分を精読する。

復習:錯体触媒を用いる工業触媒反応の内、酢酸製造に関する反応の機構を確認し、その特徴を理解する。

8.  錯体触媒を用いる工業触媒反応:酢酸製造に関する反応

予習:教科書の該当する部分を精読する。

復習:錯体触媒を用いる工業触媒反応の内、酢酸製造に関する反応の機構を確認し、その特徴を理解する。

9.  錯体(有機金属)触媒を用いる合成反応:クロスカップリング反応

予習:教科書の該当する部分を精読する。

復習:種々の錯体触媒によるクロスカップリング反応の機構を確認し、その特徴を理解する。

10.          錯体(有機金属)触媒を用いる合成反応:アルケンの反応

予習:教科書の該当する部分を精読する。

復習:種々の錯体触媒によるアルケンの反応の機構を確認し、その特徴を理解する。

11.          錯体(有機金属)触媒を用いる合成反応:アルケンのメタセシス

予習:教科書の該当する部分を精読する。

復習:種々の錯体触媒によるアルケンのメタセシスの機構を確認し、その特徴を理解する。

12.          不斉触媒反応と錯体触媒:アルケンの不斉シクロプロパン化、不斉水素化

予習:教科書の該当する部分を精読する。

復習:種々の錯体触媒によるアルケンの不斉シクロプロパン化および不斉水素化の機構を確認し、その特徴を理解する

13.          不斉触媒反応と錯体触媒:アルケンの不斉水素化

予習:教科書の該当する部分を精読する。

復習:種々の錯体触媒によるアルケンの不斉水素化の機構を確認し、その特徴を理解する。

14.          不斉触媒反応と錯体触媒:不斉酸化反応

予習:教科書の該当する部分を精読する。

復習:種々の錯体触媒によるアルケンの不斉酸化の機構を確認し、その特徴を理解する。

15.          錯体(有機金属)触媒を用いる合成反応:クロスカップリング反応

予習:教科書の該当する部分を精読する。

復習:種々の錯体触媒によるクロスカップリング反応の機構を確認し、その特徴を理解する。

   ・・・・・期末試験・・・・・

 

 

 

自学自習時間合計

60

キーワード

錯体の化学結合、配位子、酸化的付加、還元的脱離、挿入、不均一系触媒、アルケン、アルキン、一酸化炭素、炭素−炭素結合形成、クロスカップリング反応、アリール化、アリル化、不斉触媒反応

教科書

小宮三四郎・碇屋隆雄 共著「化学新シリーズ 有機金属化学」裳華房

参考書

1.  野依編「大学院講義有機化学I. 分子構造と反応・有機金属化学」(東京化学同人)

2.  村井訳「ヘゲダス 遷移金属による有機合成」(東京化学同人)

3.  野依、奥山、柴崎、檜山監修「ウオーレン 有機化学 下」(東京化学同人)

小山高専の教育方針@〜Eとの対応

技術者教育プログラムの学習・教育目標

(A−2)、(C−1)

JABEE基準1の(1)との関係

 (d(2−a))、(g)

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

有機化学I・II・III、工業化学、環境化学、天然物化学、生物有機化学

現学年の関連科目

有機合成化学、立体化学

次年度以降の関連科目

無し

連絡事項

1.   低学年での“有機化学”を基礎として、その化学と有機金属化学を比較しながら理解してください。

2.   教科書および参考書により予習、復習を確実に行ってください。

3.   演習問題等により理解度を確認してください。

4.   質問等はメールでも受け付けます。

シラバス作成年月日

平成20年2月29日