電子工学T
【科目名】 電子工学T (英文科目名:Electronic
Engineering I) 1単位 必修 電子制御工学科 4年 前期
【担当教官】 鹿野文久(居室:電子制御工学科棟3階)Tel:
0285-20-2258 E-mail: kano@oyama-ct.ac.jp
【授業目的】
1.電子の構造と運動の理解
2.エネルギーバンドの構造と形成の理解
3.半導体のキャリアの運動の理解
【達成目標】
1.原子構造と電子の運動が説明できる.
2.エネルギーバンドを用いて電気伝導の特性を説明ができる.
3.半導体材料の電気伝導・光電子伝導をエネルギーバンドで説明ができ
る.
総合工学系プログラムの学習・教育目標:(A-1),(B-2)
JABEE基準1の(1)との関係:(c),(d(2-a)),(g)
【教科書】
桜庭一郎・著「電子デバイスの基礎」森北出版(2003発行)
【参考書】
S. M. ジィー・著「半導体デバイス」産業図書(1987発行)
【学習方法】
予習−事前に教科書を読み、疑問点を明確にする。
授業−講義内容と板書をノートに整理し、理解する。
疑問点は随時質問する。
復習−参考書の演習や教科書の問題を解いてみる
【キーワード】
原子構造,電子の運動,波動関数,結晶構造,エネルギー帯,自由電
子,
半導体の伝導型,フェルミ順位,キャリア密度,光電子伝導
【授業内容】
電子の運動(1週)
電子と光子(2週)
原子の構造(2週)
量子論と波動関数の初歩(2週)
中間試験
結晶構造(1週)
結晶中のエネルギー順位(1週)
エネルギーバンドの形成(1週)
半導体のキャリア(2週)
キャリア密度とフェルミ順位(2週)
期末試験
【評価方法】
評価は下記2項目の加重平均によって行う。
1.期末試験80%、
2.課題などの提出物10%、授業中の課題解答10%
【連絡事項】
1.講義を中心として、講義内容に疑問を生じた場合には適宜詳細に説
明をおこなう。
2.学会および就職活動等の欠席により授業内容を理解できなかった場
合の責任は
当人に求め、授業内容の欠損部分は本人の自習等による獲得を強く
求める。
3.理解困難な点は随時学習相談に応じる。電子メールでも受け付け
る。
4.電子の概念やその運動の概念を理解するとともに、結晶中での電子
の運動や
エネルギーバンドによる電気伝導の特性について知識をつけてもら
いたい。