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科目名: 電子工学U (英文科目名:Electronic Engineering II) 1単位 必修 電子制御工学科 4年 後期

担当教官:金野茂男(居室:電子制御工学科棟3階)Tel: 0285-20-2259 E-mail: kinno@oyama-ct.ac.jp

 

授業目的

  前期に開講される電子工学Tに引き続いた科目である。半導体の基礎に関する前期の内容に引き続いた授業を行う。

各種半導体デバイスの原理、構造、特性、製作技術について初等知識を習得することを目的とし、更なる専門科目の

導入科目として位置づける。

達成目標

 (1)半導体の原理、構造、特性について説明ができる。

 (2)各種半導体デバイスの原理、構造、特性の初等的な説明がきる。

 (3)半導体デバイスの製作プロセスについて説明ができる。

 

技術者教育プログラムの学習・教育目標:(A)

JABEE基準1の(1)との関係:(c)、(d)、(g)

 

教科書

「基礎半導体工学」小林他、コロナ社

「半導体デバイス概論」寺本 巌、培風館

 

参考書

特に指定はしない。

 

授業及び学習内容

   1.ダイオード−pn接合、構造と特性、電圧電流特性、ツエナー効果、ヘテロ接合、ショットキー接合 (1週)

   2.バイポーラトランジスタ−構造と特性、動作原理、各種接地回路及び特性 (2週)

   3.電界効果トランジスタ−JFET構造と特性、MIS型構造と特性、プレーナ型MOSの構造と特性 (2週)

   4.他の素子の構造と特性−トンネルダイオード、サイリスタ (1週)

   後期中間試験

   5.受光素子の構造と特性−光導電セル、ホトダイオード、ホトトランジスタ、太陽電池 (2週)

   6.発光素子の構造と特性−発光ダイオード、レーザーダイオード (2週)

   7.半導体作成技術−単結晶作成方法、薄膜結晶作成方法、気相成長方法、集積回路作成方法  (3週)

   学年末試験

 

評価方法

 下記によって行う。

 (1)定期試験 80%

 (2)課題の達成 20%

 

連絡事項

 (1)授業方法は教科書に準じた講義形式とする。

 (2)適宜に演習宿題を課す。必ず行うこと。

 (3)定期試験はメモ用紙持ち込み可である。