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科目名: システム演習U (英文科目名:System Practice II) 1単位 必修 電子制御工学科 1年 後期

担当教官:久保和良(居室:電子制御工学科棟4階)Tel: 0285-20-2261 E-mail: kubo@oyama-ct.ac.jp

担当教官:鹿野文久(居室:電子制御工学科棟3階)Tel: 0285-20-2258 E-mail: kano@oyama-ct.ac.jp

                   前半3週担当者:鹿野; 後半12週担当者:久保; 成績責任者:久保

 

授業目的:

 前半3週:機械部品や電子機器などの、図面を用いた表現法の基礎知識を学び、基礎技術の理解を深める。

 後半12週:今後5年間にわたって学ぶ電子制御工学の基礎と技術者表現法を学び、報告書の作成と発表までを体験する。

達成目標:

 前半3週:

  1.立体を三角法を用いて作図と読図ができる

  2.電気回路図の基本的な作図と読図ができる。

 後半12週:

  1.ハードウェアの基本として、回路方程式、交流回路、トランジスタ回路、論理回路、ICなどの基本用語を使う事ができる。

  2.抵抗のカラーコードが読める。

  3.ソフトウェアの基本として、入門的な数値計算アルゴリズムのBASICプログラミングを経験する。

  4.技術者表現の基本として、事実と意見を分けて書くことができ、報告書作成とプレゼンテーションを経験する。

総合工学系プログラムの学習・教育目標: ( ), ( ) JABEE基準1の(1)との関係: ( ), ( ) 

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教科書:

前半3週:笹尾:「電子製図」、文部省検定済教科書、コロナ社(?)

後半12週:トランジスタ技術編集部:「わかる電子回路部品完全図鑑」CQ出版社(1998

参考書:

?:「機械図面のヨミカタ」大河出版(?)

近藤他:「機械製図問題集」パワー社(?)

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授業内容:

 前半3週:

  1.機械製図の基礎(鹿野:1週)

    機械製図の基礎、機械部品の製図演習

  2.電子回路製図の基礎(鹿野:2週)

    電子部品と電気記号、電気回路図演習

 後半12週:

  1.ハードウェアの基本(久保:3週)

    回路方程式入門、交流回路入門、トランジスタ入門、IC入門、論理回路入門、基本的電子部品の識別とカラーコード

  2.ソフトウェアの基本(久保:3週)

    BASICプログラミング入門、繰り返しと分岐、数値計算入門、オリジナルプログラムの設計入門

  3.技術者表現法入門(久保:4週)

    ワープロを使った技術報告書の作成、誤解を避ける書き方、きまった表現、事実と意見を分けて書くこと、考察の書き方、

    プレゼンテーション入門

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評価方法:

 前半・後半ともに合格した者のみを合格とする。前後期とも評点によって評価し、

それぞれ1:2の重み付け平均によって最終成績とする。不合格者の評点については

2名の担当者合議の上、60点未満の点数を与える。

 (前半の評価法:鹿野)提出物により判定する。詳細は授業中に指示する。

 (後半の評価法:久保) 授業の出席状況、授業の参加態度、提出された課題の内容などを常識的な範囲において評価し、

授業中に行う小テストに合格した場合は基本的には合格内定を与える。欠席や課題の提出がなされない、あるいは授業中

の指示に従わない場合ならびに小テストに不合格がある場合は別途教官面接を行い、その返答内容にもよるが、指示に

従わない場合を除いて小テストに合格するまで指導して、基本的には合格内定を与える。合格内定者には定期試験時に

ポケコンプログラム発表会のプレゼンテーションを経験させ、その時の教官評価と学生評価の単純平均によって評点とする。

連絡事項:

 授業場所について:前半は講義をHR教室で行い、演習を講義棟3階製図室にて行う。

後半はHR教室と電子棟PC室を利用し、集合場所はその都度指示する。授業に必要な製図用具等については、

担当者の指示に従う事。

 (後半)本格的な専門科目を広範囲に浅く経験します。特に初めてのプレゼンテーションを体験してもらいます。

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