量子工学U
【科目名】
量子工学U(英文科目名:Quantumin
Engineering U)
1単位 選択 電子制御工学科 5年 後期 講義
【担当教官】
鹿野文久(居室:電子制御工学科棟3階)
пF0285-20-2258 E-Mail:
kano@oyama-ct.ac.jp
【授業目的】
電子材料の特性と産業への応用が理解できる
【達成目標】
磁気記録・光記録に使われる材料・素子が理解できる。
レーザー光の基本的な特徴と産業でどの応用を理解できる。
・・・プログラムの学習・教育目標:(A),(C)
JABEE基準1の(1)との関係:(d)
【教科書】
なし、各テーマに応じた資料をその都度配布する。
【参考書】
宇田新太郎 著 「電子量子工学の基礎」 丸善
坂田 亮著「工学基礎 材料科学」培風館
小山恒夫 他著「電気・電子材料の物性」培風館
【学習方法】
予習−事前に電磁気、電子工学関連の基礎を復習する。
授業−講義内容と板書をノートに整理し、理解する。
疑問点は随時質問する。
復習−参考書の演習や図書館において関連内容について整理する。
【授業計画】 ( )内は講義回数
1.磁気記録材料(2回)
軟磁性体、強磁性体、磁気ヘッド、垂直磁気記録
2.超伝導材料(1回)
BCS理論、ジョセフソン効果
3.光機能素子材料(2回)
気体レーザ、半導体レーザ、フォトダイオード、太陽電池
4.光記録材料(2回)
光記録方式、光記録メディア、光磁気記録材料、相変化記録、
5.光ファイバー材料(1回)
単一モードファイバ、マルチモードファイバ、プラスティック
ファイバ
6.セラミックス材料(2回)
酸素センサー、湿度センサー、
7.エレクトロニクスの薄膜技術(2回)
真空蒸着、スパッタ、CVD、MBE
8.液晶ディスプレイ(1回)
ネマティック液晶、TNモード、TFT、
9.電池材料(1回)
一次電池、二時電池、イオン電池、燃料電池
(学年末試験)
【評価方法】
評価は下記2項目の加重平均によって行う。
1.期末試験(80%)
2.演習問題や課題の解答内容(40%)
ただし、問題や課題の解答内容は60%以上の評価のものの平均値
を評価に加味する。
【連絡事項】
理解困難な点は随時学習相談に応じる。電子メールでも受け付ける。
新しく産業に普及した材料を中心に、材料の特性とその特徴を如何に産
業に利用してきたか、
更に今後産業の発展のためにどのような材料特性が求められるか、と
いった点に注目して授業
を修得してもらいたい。