電磁気学W
【科目名】
    電磁気学W (英文名:ElectroMagentic TheoryW)
    1単位 必修 電子制御工学科 4年 後期 講義
【担当教官】
    鹿野文久(居室:電子制御工学科棟3階)
    пF0285-20-2258 E-Mail: kano@oyama-ct.ac.jp
【授業目的】
  1.磁性体についての定性的な理解と数式による理解。
  2.磁性体に関する法則を理解し、磁気回路の数式による解法の習得。
  3.電磁波の基本法則の理解と数式による表現方法の習得。
【達成目標】
  1.磁性体を理解し、磁性の性質や特性を説明できる。
  2.磁化のエネルギー・損失について理解し、磁気回路の計算ができ る。
  3.電磁波の基本方程式について理解し、説明できる。
  4.電磁波の伝搬について理解し、説明できる。
 ・・・プログラムの学習・教育目標:(A)
 JABEE基準1の(1)との関係:(d)

【教科書】
  山口昌一朗他 「基礎電磁気学」 電気学会(1990)
【参考書】
  太田昭男 「新しい電磁気学」 培風館
  霜田他 「大学演習 電磁気学」 裳華房
【学習方法】
   予習−事前に電磁気学の基礎を復習する。
   授業−講義内容と板書をノートに整理し、理解する。
      疑問点は随時質問する。
   復習−参考書の演習や図書館において関連内容について整理する。

【授業計画】
  1.磁性体(磁性、磁化の強さ)
  2.磁性体(磁化率と透磁率、磁化曲線)
  3.磁性体(磁化に要するエネルギー)
  4.磁性体(ヒステリシス損失)
  5.磁性体(磁気回路、磁気抵抗)
  6.磁性体(磁気回路の計算)
  7.磁性体(磁束についてのガウスの法則)
  8.磁性体(棒状磁性体の磁化、永久磁石)
 (中間試験)
  9.電磁波(電界と磁界の基本法則、マックスウエルの式)
  10.電磁波(変位電流)
  11.電磁波(ポアソンの方程式、ラプラスの方程式・T)
  12.電磁波(ポアソンの方程式、ラプラスの方程式・U)
  13.電磁波(平面波)
  14.電磁波(ポインティングベクトル)
  15.電磁波(電磁波の放射)
  16.電磁波(電磁波の反射と屈折)  
 (期末試験)

評価方法:
  評価は下記2項目の加重平均によって行う。
  1.期末試験(80%)
  2.演習問題や課題の解答内容(20%)
   ただし、問題や課題の解答内容は60%以上の評価のものの平均値を 評価に加味する。

連絡事項:
  1.授業方法は講義を中心とし,時々演習問題や課題を出して解答の提 出を求めます。
  2.問題や課題は必ず行い、いろいろな電磁気現象の原理を理解してく ださい。
  3.期末試験は時間を90分とし,計算機の持ち込みは可とします。