電子回路U

科目名:電子回路II (英文科目名:Electronics circuit II)
    2単位 選択 電子制御工学科3年 後期
担当教官:西野 聰(居室:電子制御棟4階)
    Tel:0285-20-2262      E-mail:nishino@oyama-ct.ac.jp

授業目的:
    1.電子回路の設計方法を学習する。
    2.電子回路の応用分野を習得する。
    3.トランジスタの基本とFETの基本を習得する。
達成目標:
    1.電子回路の基本事項の説明ができる。
    2.簡単なトランジスタ増幅回路の設計ができる。
    3.基本的な安定化電源回路の説明ができる。
    4.電子回路の文献を読んで理解できる。

技術者教育プログラムの学習・教育目標: (A-1),(A-2)
JABEE基準1の(1)との関係:(d(2-a)),(g)

カリキュラム中の位置付け
この科目を学ぶために、前年度までの履修科目で本科目と関連性のある科目
  コンピュータ工学I,I、電気回路I,II  
現学年でこの科目と関連性のある科目
  電子回路I
次年度以降に学ぶ、この科目に関連性のある科目
  デジタル回路I,II

教科書:大類重範、「アナログ電子回路」日本理工出版(1999)
参考書:
    1.末松、藤井、「電子回路入門」オーム社 (1999)
    2.雨宮好文、「電子回路学 I」オーム社(2000)

授業内容:
 1.トランジスタのバイアス回路の復習-バイアス回路の必要性、直流負 荷線と交流負荷線-(2週)
 2.FETの基本特性-エンハンスメント型MOS・FET、ディプレッ ション型MOS・FET 、CMOS-(2週)
 3.FETの増幅回路- FETの基本定数、各種バイアス回路-(2週)
 4.各種増幅回路-固定バイアス回路、自己バイアス回路、電流帰還バイ アス回路-(3週)
 5.発振回路-CR発振回路、LC発振回路、水晶発振回路-(2週)
 6.安定化電源回路-非帰還形安定化回路、帰還形安定化回路-(3週)
 7.パルス回路-微分回路、積分回路、クランプ回路-(1週)
     期末試験

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法:
    中間試験(50%)と期末試験(50%)の結果で行う。

連絡事項:
 1.授業は講義→実習のくり返しで行う。
 2.授業時間の30〜40%が実習となる。
 3.実習は実験室で行う。実習を行う場合は前の週に予告するので、次週 は直接実験室に集合のこと。
 4.週番に実習のための機材の管理を行ってもらう。
 5.授業中は理解確認のために質問頻繁に行う
 6.各試験は50分で行い、筆記用具以外の持ち込みは禁止とする。