計測工学Ⅱ
科目名： 計測工学Ⅱ （英文科目名：Instrumentation and
Measurement II） １単位 必修 電子制御工学科 4年 後期
担当教官：笠原雅人（居室：電子制御工学科棟４階）Tel:
0285-20-2263 E-mail: kasahara@oyama-ct.ac.jp
授業目的：
・ディジタル計算機を使った自動制御の基礎知識の修得を目的とする．
達成目標：
・差分方程式，パルス伝達関数が説明できる．
・z変換を使い離散時間系の応答を理解できる．
・離散時間システムを数式モデル（差分方程式，パルス伝達関数，状態方
程式）で表現ができる．
技術者教育プログラムの学習・教育目標：（A），（B）
JABEE基準1の（1）との関係：（c），（g）
教科書：中溝 高好ほか「ディジタル制御の講義と演習」日新出版（１９９７）
参考書：添田 喬ほか「自動制御の講義と演習」日新出版（１９９８）
高木
章二ほか「ディジタル制御入門」オーム社（１９９０）
黒須
茂「制御工学入門」（１９８５）
キーワード：
離散時間システム：z変換，差分方程式，パルス伝達関数，０次ホールド回路
授業内容：
0.連続時間系の復習，連続時間制御システムの設計法
１．ディジタル制御の基礎概念 離散時間システム
２．ｚ変換法 基本的な関数，ｚ変換の性質，逆ｚ変換，差分方程式への
応用
３．離散時間システムの特性 サンプラ，ホールド回路，サンプリング定
理，連続時間システム（状態方程式）の離散化
ホールド回路を考慮したシステムの離散化，離散時間の応答（インパルス応答，ステップ応答），離散時間の応答（周波数応答，定常偏差）
評価方法：
原則として，中間試験，期末試験で評価する．
連絡事項：
理解困難な点は随時学習相談に応じる．電子メールでも受け付ける．