応用物理学V、W
科目名 応用物理学V、W(英文科目名 Applied
Physics V、W)
2単位 必修 電子制御工学科4年 通年
担当教員:金野茂男(居室 電子制御工学棟3階)
電話 0285−20−2259
E−mail: kinno@oyama-ct.ac.jp
授業目的:
3年次で学習した基礎的な応用物理学の学力を基台として、様々な分野の
応用物理学への理解を深める。
達成目標:
(1)天体の運動の説明ができる。
(2)基本的振動現象の説明ができる。
(3)熱力学の原理と応用について説明ができる。
(4)量子論の歴史、基礎概念及び応用について説明ができる。
(5)原子論の歴史、基礎概念について説明ができる。
(6)宇宙論の理解が社会常識以上に深く、現代の理論にも精通している
こと。
技術者教育プログラムの学習・教育目標:(A−1),(B−2)
JABEE基準1の(1):(c)
教科書:
「改訂版 物理学基礎」原康 夫松井、学術図書出版
参考書:
「大学演習 一般物理学」金原寿郎、裳華房
授業内容:
前期
1.運動方程式と天体の運動−運動方程式、万有引力、軌道の極座標表
示、惑星及び衛星の運動(4週)
2.振動論−単振動、減衰振動、強制振動
(3週)
3.熱力学−温度と熱、熱力学の3法則、エントロピー、熱伝導
(4週)
4.波動論−波の伝搬、波動方程式、いろいろな波動、波と粒子の特性
(3週)
後期
5.相対性理論−誕生までの背景とその歴史、特殊相対論、ローレンツ変
換、種々の結論、一般相対論(3週)
6.量子論−力学の古典論及び歴史、プランクの公式、光の粒子性、前期
量子論、量子力学、簡単な適用(4週)
7.原子論−原子核の構造、核エネルギーと放射能、素粒子 (4週)
8.宇宙論−宇宙の構造、星の進化、宇宙哲学 (3週)
評価方法
下記によって行う。
(1)定期試験 80%
(2)課題の達成 20%
連絡事項
(1)授業方法は教科書に準じた講義形式とする。
(2)適宜に演習宿題を課す。必ず行うこと。
(3)物理学は、数学と同じく工学・理学の基礎科目であることを充分に
認識すること。