卒業研究

科目名 卒業研究 (英語名 Graduation Research)
        10単位必修 電子制御工学科5年 通年

担当教員:電子制御工学科の全教員

授業目的:
 これまでに学習してきた専門知識を基に、卒業研究を通じて、更なる高度 な専門知識を習得すると共に、
 自ら問題解決にあたり、研究成果をまとめ、発表する能力を養う。

 が、各教員で若干の相違があるのは当然である。

達成目標:
 更なる専門分野知識・能力の育成。
 研究課題の遂行能力の育成。
 研究課題の発表方法の習得。

技術者教育プログラムの学習・教育目標:(A−1)、(D−1)
JABEE基準1の(1):d(2−a)、(f)

教科書:
 担当教員によって、様々である。

授業内容:
 5年生を数人ずつに班分けして教員ごとに配属し、教員研究室の研究課題 に沿った
 各研究室毎の卒業研究を行う。

 が、研究室同士での研究・卒業研究の共同、即ち共同研究もあり得るし、
 外部機関・人との共同研究なども当然あり得る。

 因みに手元にある2003年度卒業研究課題を教員研究室毎に列記する。
(1)CGIを用いたLinuxのパスワードの変更ツール
   SquidによるWebアクセスの制限ツールの拡張
   syslog解析ツールの作成
   PHPとDBによるi−modeコンテンツの作成
   MPIを用いた並列分散処理
(2)全方向移動システムの改良
   ワンチップマイコンを用いた自作ロボットの制御
   磁力コマに関する研究
(3)画素数変化による人物の行動認識の指向
   DPSを用いた人物の行動認識のサポート
   赤外線画像を用いた人物の年齢測定の試み
   FPGAによるLSIの設計
   赤外線画像を用いた男女識別の試行
(4)CCDカメラを用いたホログラフィに関する研究
   偏光板を用いた立体映像ディスプレイの試作
   レンティキュラ板を用いた立体画像作成ソフトの試作
   サーボモータを用いた2足歩行ロボットの試作
   決定論的カオスによる近未来予測に関する研究
(5)マルチスライスヘリカルCT画像における仮想内視鏡
   マルチスライスヘリカルCT画像を用いた肺動脈・肺静脈・気管支の 自動抽出に関する研究
   マルチスライスヘリカルCT画像を用いたCurved
(6)ATV法によるシステム同定
   リアクションホイールによる倒立振り子の制御
   2重倒立振り子
(7)周波数推定に関する研究
   信号処理ライブラリの開発
   人工生命の創発に関する研究
(8)インパルス信号を用いた地中埋設物の位置推定
   不規則音源の3次元位置推定
(9)風洞実験装置のシステム同定
   モデル制御予測による温度制御
   制約条件を考慮したモデル予測制御
(10)燃料電池発電の高効率化
   固体高分子型燃料電池の最適発電条件
   Small FCVの開発

評価方法:
 科目に対する姿勢、報告書、及び出席状況から総合的に評価。

定期試験実施方法:
 本科目に定期試験は不適当であり、実施はされていない。