情報工学T

科目名:情報工学T(Information Engineering T)
        1単位 必修 電子制御工学科5年 前期、講義+課題
担当教官:佐藤均(居室:テクノ棟5F)
         Tel 0285-20-2260  Email: hisato@oyama-ct.ac.jp

授業目的
  情報時代における社会は情報社会であり、情報社会の明るい未来を形作 る一つの手段は情報工学である。
 この授業では情報理論や信号処理などの基礎理論に基づいて、情報の発生、収集、伝達、蓄積、処理、表示
 などの情報工学における実用的技術の習得を目指す。


達成目標
 1)情報の発生
 2)離散時間信号の符号化
 3)情報の可視化とシステム
  について、基本的な概念とそのアプリケーション技術を理解すること。

カリキュラム中の位置づけ
この科目を学ぶために、前年度までの履修科目で本科目と関連性のある科目
   ソフトウェア工学U
現学年でこの科目と関連性のある科目
   情報工学U
次年度以降に学ぶ、この科目に関連性のある科目
   情報科学

参考書:ディジタル情報理論(オーム社)
学習方法:
 授業:講義内容と黒板をノートに整理し、理解する。疑問点は随時質問す る。授業中に与えられた課題を自ら解く。
 復習:随時指定する課題の演習を行うとともに、授業ノートの内容理解を 深める。

キーワード 
 情報、エントロピー、符号化、データ圧縮

授業内容
 1.情報工学の概要(1週)
 2.1次エントロピー(2週)
 3.拡大情報源と高次エントロピー(3週)
 4.相互情報量(2週)
 (前期中間試験)
 5.情報源符号化(2週)
 6.符号化とその限界(3週)
 7.通信路基礎理論とディジタル情報通信システムの実例(2週)
 (後期期末試験)

授業方法
  ノート講義を中心とし、随時ノート提出を求める。講義中に講義内容の 理解度を確認するため、
 全員に随時課題を与えて回答を求める。


各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法
 1.中間試験、期末試験において60%以上の成績で評価する。
 2.課題に対する提出レポートの内容を設定水準で評価する。

評価方法
 中間試験、期末試験を実施してこれらの試験結果に基づいて行う。
 又必要に応じて随時求めるノート提出、レポート提出の結果、も評価対象にする。


定期試験実施方法
 試験時間は50分。試験の内容に応じて手書きのノートの持ち込みを許可 することがある。