情報工学U
科目名:情報工学U(Information Engineering U)
1単位 必修 電子制御工学科5年 後期、講義+課題
担当教官:佐藤均(居室:テクノ棟5F)
Tel 0285-20-2260 Email: hisato@oyama-ct.ac.jp
授業目的
情報時代における社会は情報社会であり、情報社会の明るい未来を形作
る一つの手段は情報工学である。
この授業では情報理論や信号処理などの基礎理論に基づいて、医用画像保管検索ネットワークシステムを
実例に情報の発生、収集、伝達、蓄積、処理、表示など、生体情報の可視化技術を学びながら、情報工学
の習得を目指す。
達成目標
1)生体情報の発生と収集
2)連続時間信号・離散時間信号と医用診断機器
3)生体情報の可視化
について、画像診断機器を中心に基本的な概念とその応用技術を理解す
ること。
技術者教育プログラムの学習・教育目標:(A)(C)
JABEE基準1の(1)との関係:(d)(g)
カリキュラム中の位置づけ
この科目を学ぶために、前年度までの履修科目で本科目と関連性のある科目
ソフトウェア工学U
現学年でこの科目と関連性のある科目
情報工学T
次年度以降に学ぶ、この科目に関連性のある科目
情報科学
教科書:なし(別途資料配布)
参考書:
1.日本医用画像工学会監修「医用画像工学ハンドブック」篠原出版
(株)
2.(社)日本放射線機器工業会「医用画像・放射線機器ハンドブック」
電子計測出版社
授業内容
1.情報工学の概要(2週)
医用画像保管検索ネットワークシステムと診断について解説する。
2.生体情報の収集(4週)
超音波診断機器、核医学診断装置、X線CT装置等におけるデータ収集、伝達、蓄積と可視化の原理を解説する。
3.演習(1週)
(後期中間試験)
4.連続時間信号・離散時間信号と医用診断機器(4週)
画像の再構成法について解説する。
5.情報工学における画像診断支援システム技術(3週)
肺がんの集団検診の事例を解説する。
6.演習(1週)
(後期期末試験)
各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法
1.中間試験、期末試験において60%以上の成績で評価する。
2.課題に対する提出レポートの内容を設定水準で評価する。
評価方法
評価は下記2項目の加重平均によって行う。
1.中間試験、期末試験(70%)
2.演習問題や課題の解答内容(30%)
ただし、提出期限を遅れたもの、問題や課題の解答内容が60%未満
のもの、
あるいはコピーと判明したものもについては評価の対象にしない。
連絡事項
1.講義内容と黒板をノートに整理し、理解する。疑問点は随時質問する
こと。
2.ノート講義を中心とし、随時ノート提出を求める。
3.講義内容の理解度を確認するため、課題を与えて回答を求める。随時
指定する課題の演習を行う。