科目名

物性工学U

英語科目名

Materials Science and Engineering II

開講年度・学期

平成18年度・後期

対象学科・専攻・学年

電子制御工学科・5年

授業形態

講義

必修or選択

選択

単位数

1単位

単位種類

履修単位(30時間単位)

担当教員

内藤一郎

居室(もしくは所属)

筑波技術大学

電話

029-858-9392

E-mail

naito @a.tsukuba-tech.ac.jp

授業の達成目標

1.バンド構造とそれに基づく物質の電気的性質の違いについての理解

2.半導体とそのpn接合についての理解

3.物質の磁性ならびに誘電体についての理解

4.超伝導に関する基本的な性質の理解

 

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

1.バンド構造に基づいて物質の電気的性質について説明できる.

2.半導体とそのpn接合部の物理的現象について説明できる.

3.物質の磁性ならびに誘電体について説明ができる.

4.超伝導の基本的な性質について説明ができる.

 

評価方法

学生は,次のいずれかの評価方法を選択することができる.

1.定期試験(100%)

2.定期試験(67%)とレポート課題(33%)の加重平均

 

授業内容

授業内容に対する予習項目

1.バンド理論−波動方程式,金属・絶縁体・半導体 (3週)

2.半導体−固有半導体,不純物半導体,キャリヤ,ホール効果 (3週)

3.pn接合−空乏層,整流作用,バイポーラトランジスタ,FET (3週)

4.磁性−磁気モーメント,常磁性,反磁性,強磁性 (2週)

5.誘電体−物質の分極,局所電場,誘電分散 (2週)

6.超伝導−電気抵抗の消失,臨界磁場,マイスナー効果 (2週)

 

 

 

 

キーワード

バンド構造、半導体、pn接合、トランジスタ、FET、磁性体、誘電体、超伝導

教科書

特に指定しない

参考書

1.H.M.Roseberg 山下次郎・福地 充 訳 「オックスフォード物理学シリーズ9 固体の物理 上」(丸善)

2.黒沢達美 「基礎物理学選書9 物性論−固体を中心とした−(改訂版)」(裳華房)

3.M.N.Rudden and J.Wilson 綱川資成 訳  「固体物性の基礎 半導体デバイスへのアプローチ」(技報堂出版)

 

技術者教育プログラムの学習・教育目標

(A-1) 科学や工学の基本原理や法則を身につける.

(B-2) 数学の知識と工学をつなぐ基礎的知識を身につける

 

JABEE基準1の(1)との関係

(c),(d(2-a)),(g)

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

電子工学、応用物理

現学年の関連科目

量子工学

次年度以降の関連科目

なし

連絡事項

1.授業方法は講義形式とし,必要に応じて参考資料を配布する.

2.単に覚えるのでなく,常に疑問を抱きながら取り組んで欲しい.

3.定期試験は電卓,自筆メモ用紙(1枚)の持ち込みを可とする.

シラバス作成年月日:平成18年2月17日