科目名

システム演習U

英語科目名

Systems Practice II

開講年度・学期

平成18年度・後期

対象学科・専攻・学年

D

授業形態

講義+演習+宿題

必修or選択

必修

単位数

1単位

単位種類

履修単位(22.5時間単位)

担当教員

久保和良

居室(もしくは所属)

電子制御工学科棟 4階

電話

0285−20−2261

E-mail

kubo[at-mark]oyama-ct.ac.jp

授業の達成目標

1.電子制御工学科で5年間にわたって学ぶ広い内容を鳥瞰させ、カリキュラム全体のガイダンス的知識を得る。

2.技術者倫理について基本的な内容を通して、技術者のあり方を考え、自分の考えを文書で報告できる

3.システム・情報・コンピュータについてそのイメージを得る。

4.ハードウェア(電気回路・電子回路など)の基本的なイメージを得て、実務に必要最小限の能力を身につける。

5.ソフトウェア(プログラミング)を体験して、人とは違うオリジナルプログラムを開発する経験を持つ。

6.技術報告書を作成し、特に事実と意見の違いを意識して適切な表現をすることができる。

7.技術発表会でプレゼンテーションを行い、口頭発表と質疑応答、ならびに発表会の運営に参加する。

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

2,4.各々1回ずつの中間試験を実施して、この両者に60点以上で合格しない場合は科目単位を与えない。

5〜7.期末試験期間に技術発表会を実施し、各自発表3分+質疑応答1分で発表させる。この中で

プログラミング、技術報告書、プレゼンテーションを学生と担当教員が評価して合否を判定する。

1〜5.この目標に関しては2年次以降でより詳しい専門科目があるため、学生の単位取得評価はそちらに譲る。

この科目では電子制御工学に興味と関心をもってもらい、この目標は達成されたとみなす。

評価方法

上述の通りである。

授業内容

授業内容に対する予習項目

1.ガイダンス(この授業の内容、合格水準、中学での履修項目の復習)

2.コンピュータについて(パソコン、組み込みコンピュータ、基本構造、

   大型コンピュータ、OS、言語、ユビキタスなど)

3.情報について(情報の定義、情報の本質、媒体、通信、冗長性、

身近な情報、POSシステム、バーコード、検査記号など)

4.システムについて(システムの定義、サブシステムと構造、機能、

   経済性、安全性、信頼性、ブラックボックス、同定問題など)

5.エンジニアと技術者倫理(エンジニアの立場、技術士、JABEE、

工学倫理、チャレンジャー号事件、ボイジョリーの行動など)

6.製造物責任(PL法、責任、製造物の範囲、ソフトウェアの問題など)

7.中間試験T

8.ハードウェアの基礎(電気回路、抵抗、コンデンサ、コイル、キルヒホッ

フの法則、カラーコード、電子回路、ダイオード、トランジスタなど)

9.中間試験U

10.ソフトウェアの基礎(ポケコンによる計算、BASICプログラム、

   基本文法、繰り返し構造、分岐構造、入出力など)

11.自由課題プログラミング(仕様の決定、オリジナルプログラム作成、

   報告書の書き方、報告書の作成、プレゼンテーションの方法など)

12.期末試験(発表会)

1.予習不能

2〜6.毎回演習課題ないし宿題を出すので、これを自分の力で解くこと。

 

 

 

 

7.中間試験に対する十分な勉強をすること。

8.毎回演習課題ないし宿題を出すので、これを自分の力で解くこと。

9.中間試験に対する十分な勉強をすること。

10〜11.毎回演習課題ないし宿題を出すので、これを自分の力で解くこと。

12.期末試験(発表会)に対する十分な準備をすること。

キーワード

システム,情報,コンピュータ,技術者倫理、ハードウェア,ソフトウェア,報告書、プレゼンテーション

教科書

トランジスタ技術編集部:わかる電子回路部品完全図鑑、CQ出版(1998)¥1,800+税

参考書

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JABEE基準1の(1)との関係

(b)、(c)、(d)-(1)-@、(d)-(1)-A、(d)-(2-a)、(d)-(2- b)、(d)-(2- c)、(d)-(2- d)、(e)、(f)、(h)

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

中学の理科、数学、技術

現学年の関連科目

システム演習、コンピュータ基礎、回路工学基礎、工学実験

次年度以降の関連科目

回路工学、プログラミング、ほか全ての科目、工学実験

連絡事項

1.概ね講義1時間+演習1時間、場合によっては宿題を出します。自力で解いて、力をつけましょう。

  なお、講義は理解しやすいように単元ごとに完結するように実施するので、時間的な長短があります。

  また、演習は学習者の理解度に応じて短くすむことも長くかかることもあります。宿題によって自宅学習も

  十分行うように配慮するので、学習保証時間は確保しますが、教室授業の終了時間は一定しないことを

  理解してください。また、自由課題のポケコンプログラミングと、発表会を実施します。

2.試験は中間試験2回と期末の発表会を行います。全てに合格した場合に、この科目の合格点を与えます。

シラバス作成年月日:平成18年4月1日(口頭周知:第1回授業日、ミスプリの最終修正:平成19年4月12日)