科目名

確率統計

英語科目名

Probability and Statistics

開講年度・学期

平成19年度・通年

対象学科・専攻・学年

電子制御工学科 4年

授業形態

講義

必修or選択

必修

単位数

2単位

単位種類

履修単位(30h)

担当教員

森田 英章

居室(もしくは所属)

専攻科棟3階

電話

0285-20-2180

E-mail

morita @oyama-ct.ac.jp

授業の達成目標

確率の基礎事項の修得とデータ処理のための統計学の基本的手法について学ぶ。推定と検定についても学ぶ。

1.確率・確率分布の概念を理解し、基本的な計算ができること。

2.基本的なデータの整理ができること。

3.標本と推定に関する概念を理解し、基本的な計算ができること。

4.検定に関する概念を理解し、基本的な計算ができること。

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

1〜4.定期試験・課題・小テスト(評価方法については次項)において60%以上の成績で評価する。

評価方法

評価は次の2項目の加重平均による  1.定期試験(80%) 2.課題などの解答内容(20%)

授業内容

●前期中間試験までの7週 ( )内の数字は教科書のページ

○確率(p.1〜24)確率の定義/確率の基本性質/期待値/条件付き確率と乗法定理/事象の独立/反復試行/

ベイズの定理/いろいろな確率の問題

○データの整理−1次元のデータ(p.27〜38) 度数分布/代表値/散布度  ◎前期中間試験

●前期末試験までの7週

○データの整理−2次元のデータ(p.41〜48) 相関/回帰直線

○確率変数と確率分布(p.51〜70)確率変数と確率分布/二項分布/ポアソン分布/連続型確率分布/正規分布/

二項分布と正規分布の関係  ◎前期末試験

●後期中間試験までの7週

○多次元確率変数と標本分布(p.73〜87)多次元確率変数とその関数/統計量と標本分布/いろいろな確率分布

○母数の推定(p.90〜100)点推定/母平均,母分散,母比率の区間推定/一般母集団分布の区間推定

◎後期中間試験

●学年末試験までの7週

○仮説の検定(p.103〜118)仮説と検定/母平均の検定/母平均の差の検定/母分散の検定/等分散の検定/

母比率の検定  ◎学年末試験

キーワード

確率,データの整理,推定,検定

教科書

高遠節夫 他「新訂確率統計」(大日本図書)

参考書

 

小山高専の教育方針@〜Eとの対応

A B

技術者教育プログラムの学習・教育目標

(A-1) 科学や工学の基本原理や法則を身につける。  (B-2) 数学の知識と工学をつなぐ基礎的知識を身につける。

JABEE基準1の(1)との関係

(c) 数学、自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

基礎数学A,代数学・幾何学,微分積分学,線形代数学,解析学

現学年の関連科目

特になし

次年度以降の関連科目

特になし

連絡事項

1.授業方法は講義を中心として適宜課題や小テストを与える。

2.学習方法は、(予習)事前に教科書に目を通し、疑問点を明確にしておく。

(授業)講義内容や板書の内容をノートに整理して理解する。

理解できない点は随時質問する。授業中に与えられた課題を解く。

(復習)教科書やノート等を参考にして授業内容を確認しておく。

課題等は勿論のこと、教科書の練習問題や問題集の問題を解いてみる。

3.定期試験実施方法について、前期中間、前期末、後期中間、学年末の4回実施。

時間は原則として50分(場合により90分とすることがある)

また原則的として、筆記用具以外の持ち込みを認めない。(持ち込み許可物は予め連絡する)

なお、不正行為に関しては本校規程に従って対応する。

4.内容的には比較的独立した科目。ただし連続分布の確率密度関数の扱いなど、積分の概念や

その計算法を知っておく必要がある。2年、3年次で学んだ積分について復習しておくこと。

基本的な概念と計算技能を身につけて欲しい。

5.本校数学科教員6人は、担当科目に関わらず数学に関する質問を受け付けるので、

放課後等を利用して、在室している教員に随時相談すること。

研究室の場所: 新井・佐藤・須甲(→専攻科棟1階)・森田(→専攻科棟3階)

          玉木(→電子制御工学科棟1階)・島田(→機械工学科棟3階)

シラバス作成年月日:平成19年 2月14日