科目名

応用数学

英語科目名

Applied Mathematics

開講年度・学期

平成19年度・通年

対象学科・専攻・学年

電子制御工学科 4年

授業形態

講義

必修or選択

必修

単位数

2単位

単位種類

履修単位(30h)

担当教員

岡部  章(非常勤)

居室(もしくは所属)

(授業日)管理棟3階 一般科会議室

電話

 

E-mail

sukou @oyama-ct.ac.jp 須甲が取次

授業の達成目標

微分方程式は求積法を中心にして、2階定数係数線形微分方程式の解法を学ぶ。また、複素関数論の基本的な概念について学ぶ。

1.変数分離形・同次形・1階線形など1階の基本的な微分方程式が解けること。

2.定数係数線形微分方程式を中心に2階の基本的な微分方程式が解けること。

3.複素関数(複素数・極形式・正則関数・写像の等角性等)の基本的な定義や概念の説明ができること。

4.複素積分(コーシーの積分定理・留数)の概念を説明することができ、基本的な計算ができること。

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

1〜4.定期試験・課題・小テスト(評価方法については次項)において60%以上の成績で評価する。

評価方法

評価は次の2項目の加重平均による  1.定期試験(80%) 2.課題・小テストなどの解答内容(20%)

授業内容

●前期中間試験までの7週 ( )内の数字は教科書のページ

○微分方程式と解(「微分積分U」p.95106)微分方程式の意味/微分方程式の解/変数分離形/同次形/

 1階線形微分方程式/完全微分方程式

◎前期中間試験

●前期末試験までの7週

○2階微分方程式(「微分積分U」p.109127)線形微分方程式/定数係数斉次2階線形微分方程式/

 定数係数非斉次2階線形微分方程式/いろいろな2階線形微分方程式/2階非線形微分方程式

◎前期末試験

●後期中間試験までの7週

○正則関数(「応用数学」p.111132)複素数と極形式/絶対値と偏角/複素関数/正則関数/

 コーシー・リーマンの関係式/正則関数による写像/逆関数

◎後期中間試験

●学年末試験までの7週

○積分(「応用数学」p.134166)複素積分/コーシーの積分定理/コーシーの積分表示/数列と級数/

関数の展開/孤立特異点と留数/留数定理

◎学年末試験

キーワード

微分方程式・複素関数・複素積分

教科書

高遠節夫 他「新訂微分積分U」,「新訂応用数学」(大日本図書)

参考書

高遠節夫 他「新訂微分積分U問題集」,「新訂応用数学問題集」(大日本図書)

小山高専の教育方針@〜Eとの対応

A B

技術者教育プログラムの学習・教育目標

(A-1) 科学や工学の基本原理や法則を身につける。  (B-2) 数学の知識と工学をつなぐ基礎的知識を身につける。

JABEE基準1の(1)との関係

(c) 数学、自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

基礎数学A,代数学幾何学,微分積分学,線形代数学,解析学

現学年の関連科目

特になし

次年度以降の関連科目

応用解析学,複素関数論(ともに専攻科の科目)

連絡事項

1.授業方法は講義を中心として適宜課題や小テストを与える。

2.学習方法は、(予習)事前に教科書に目を通し、疑問点を明確にしておく。

(授業)講義内容や板書の内容をノートに整理して理解する。

理解できない点は随時質問する。授業中に与えられた課題を解く。

(復習)教科書やノート等を参考にして授業内容を確認しておく。

課題等は勿論のこと、教科書の練習問題や問題集の問題を解いてみる。

3.定期試験実施方法について、前期中間、前期末、後期中間、学年末の4回実施。

時間は原則として50分(場合により90分とすることがある)

また原則的として、筆記用具以外の持ち込みを認めない。(持ち込み許可物は予め連絡する)

なお、不正行為に関しては本校規程に従って対応する。

4.2年3年の微分積分学・解析学が特に基礎となるので、よく復習しておくこと。

5.本校数学科教員6人は、担当科目に関わらず数学に関する質問を受け付けるので、

放課後等を利用して、在室している教員に随時相談すること。

研究室の場所: 新井・佐藤・須甲(→専攻科棟1階)・森田(→専攻科棟3階)

          玉木(→電子制御工学科棟1階)・島田(→機械工学科棟3階)

シラバス作成年月日:平成19年 2月14日