科目名

制御工学W

英語科目名

Control Engineering W

開講年度・学期

平成19年度・前期

対象学科・専攻・学年

電子制御工学科5年

授業形態

講義

必修or選択

選択

単位数

2単位

単位種類

学修単位(15+30)h

担当教員

金子聞司(非常勤)

居室(もしくは所属)

金子技術士事務所

電話

0285-27-8894

E-mail

pekaneko @soleil.ocn.ne.jp

授業の達成目標

1.生産の仕組みと生産工学の歴史的な流れを大略知っていること。

2.受注から出荷までの流れと管理のサークルを説明できること。

3.会社組織とライン・スタッフの役割について知っていること。

4.生産方式と生産性向上策について大略説明できること。

5.工程管理の3本柱(進度、現物、工数(余力)管理)を知っていること。

6.TQM、品質管理、ISO9000、PL法などについて説明できること

7.工程・動作・時間分析などについて知っていること。

8.製造業の原価管理と固定・変動費などについて説明できること。

9.生産情報システム、CIMなど大略を知っていること。

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

1.定期試験において60%以上の成績で評価する。

2.課題に対する提出レポートの内容を設定水準で評価する。

評価方法

2回の定期試験の相加平均で評価する。(80%)

レポートにより評価する。(20%)

授業内容

授業内容に対する自宅学習項目

自宅学習時間 (時間)

1.生産とは:

 生産、生産性、原単位、生産の価値要件

第1章「1.1生産」を要約(A4×1枚)し、授業前に提出する。

課題:生産の1次管理とはなにか考えてみる。

2.生産と生産工学の歴史:

 企業、経営、管理、歴史

前週配布する資料「生産工学の歴史」を要約(A4×1枚)し、授業前に提出する。

課題:企業の目的とはなにか考えてみる。

 

3.生産組織と業務の流れ:

 生産活動、生産管理、生産組織

第2章「2.1企業の組織」を要約(A4×1枚)し、授業前に提出する。

課題:ラインとスタッフの役割についてまとめる。

 

4.生産方式:

 生産方式、大量生産の原理、最適生産規模

前週配布する資料「大量生産の原理」を要約(A4×1枚)し、授業前に提出する。

課題:最適生産規模の式を誘導する。

5.生産管理の合理化:

 管理工学(IE)、多品種少量生産の必要性

前週配布する資料「IEとは」を要約(A4×1枚)し、授業前に提出する。

課題:3Sについてまとめる。

 

6.多品種少量生産:

  フレキシブルオートメーションほか

前週配布する資料「トヨタ生産方式とは、カンバンとは」を要約(A4×1枚)し、授業前に提出する。

課題:多品種少量生産手法についてまとめる。

 

7.製品計画:

 製品のライフサイクル、生産(製品)計画

前週配布する資料「製品のライフサイクル」を要約(A4×1枚)し、授業前に提出する。

 

(前期中間試験)

 

 

8.工程管理:

 工程管理、工程計画、作業の手配と統制

4章「2.工程統制」中の進度管理、ガントチャート、余力管理、現品管理について要約(A4×1枚)し、授業前に提出する。

課題:PERTの有効性について考えてみる。

9.事例研究:

 JCO臨界事故(工程管理と技術者倫理)

前週配布する資料「JCO臨界事故」を読み、何が問題なのか箇条書きし、授業前に提出する。

課題:技術者を目指すものとしてこの事例から何を学か、A4×1枚にまとめる。

 

10.作業研究:

   作業・工程・動作・時間研究

5章「5.4動作研究」の「1.動作研究」および「2.目視動作分析」を要約し、授業前に提出する。

課題:5.6図作業動作の分析例について改善案を検討し、サーブリックにより書いて見る。

 

11.時間分析:

   稼働分析とワークサンプリング

5章「5・5時間研究」のワークサンプリングの原理について考えてみる。

課題:演習問題5.1、5.2

 

12.品質管理:

   品質、TQM、品質管理手法、バラツキ

8章および前週配付資料を読み、「正規分布」について考えてみる。

課題:演習問題8.1、8.2

13.品質保証:

   信頼性、品質保証、PL

前週配布する「PL法」を読み、製造者にとって必要なことを箇条書きし、授業前に提出する。

課題:ISO9001のねらいはなにか

 

14.原価管理:

 原価、原価の流れ、原価の構成、減価償却

11章「2.原価の構成」を要約(A4×1枚)し、授業前に提出する。

課題:演習問題11.1

15.CIMと生産情報システム:

 情報の統合化とコンピュータの役割

前週配布した資料「情報の統合化」についてそのメリットを箇条書きし、授業前に提出する。

(前期期末試験)

 

自宅学習時間合計

60

キーワード

生産、IE、多品種少量生産、JIT、製品のライフサイクル、作業研究、時間分析、TQM、品質管理、品質保証、原価構成、原価の流れ、FMS、CIM

教科書

坂本碩也「生産管理入門」第3版 理工学社 (2004)

参考書

1.人見勝人「入門編 生産システム工学」第2版 共立出版(2000)

2.岩田一明 ほか「生産工学入門」森北出版(1997)

3.藤本英雄「テクノライフ選書 変わる生産のしくみ」オーム社(1994)

 

小山高専の教育方針@〜Eとの対応

@ C

技術者教育プログラムの学習・教育目標

(A-3),(C-3)

JABEE基準1の(1)との関係

d(2-d)

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

 

現学年の関連科目

 

次年度以降の関連科目

 

連絡事項

予習は指示の事項を実施し、毎回事業開始時に提出する。

復習を翌週までに行い、課題が与えられた場合はレポートとして提出する。

シラバス作成年月日:平成19年3月5日