科目名 |
システム工学 |
英語科目名 |
Systems Engineering |
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開講年度・学期 |
平成19年度・後期 |
対象学科・専攻・学年 |
電子制御工学科5年 |
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授業形態 |
講義+演習+宿題 |
必修or選択 |
選択 |
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単位数 |
1単位 |
単位種類 |
履修単位(45h) |
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担当教員 |
久保和良 |
居室(もしくは所属) |
電子制御工学科棟 4階 |
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電話 |
0285-20-2261 |
E-mail |
kubo[at-mark]oyama-ct.ac.jp |
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授業の達成目標 |
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1.システムについて、基本的な設問に解答できる。 2.分野の違いの相似性を理解し,エネルギーや情報の流れとブラックボックスの組み合わせを理解し説明できる。 3.自律分散,動的システム,非線形系,システムの記述,離散系などを理解して説明できる。 4.ディジタル信号処理の基礎を理解して説明でき、数値的なアルゴリズムとの関連を説明できる。 5.信号理論と音響系の関連を理解して、周波数やスペクトルなどとの関係において説明できる。 6.人工知能,コネクショニズム,遺伝的アルゴリズム,人工生命と創発などを理解して応用までを説明できる。 |
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各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法 |
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達成目標1〜6:試験での関連問題について60%以上の成績で達成とする。 |
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評価方法 |
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中間試験(2回実施し,その平均点)と期末試験によって評価する。2者の相加平均が60点以上の場合に合格とする。 基本的に年度内の再試験による評価は実施しないが、担任経由での申し出によっては再試験に応じることがある。 試験は手書きのノート持ち込みを許可します。書籍やコピー、通信手段の持ち込みは許可しません。 |
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授業内容 |
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1.ガイダンス(この授業の内容、合格水準、基本用語の説明) 2.システム工学の考え方(違う分野の相似性,位差量と流通量,他の系との相似性,積分変換,4端子網と情報および エネルギー,線形性,因果性,カスケード接続,ネガティブフィードバック,逆関数,分析論と設計論, 従来の縦割り構造の弊害,横断型科学技術,システムの要件,入出力系と同定,逆問題,システムの機能) 3.信号処理(フーリエ変換,DFT,FFT,標本化定理,相関関数,スペクトル,スペクトル分析,信号理論の基礎, 音響信号との関連) 4.中間試験 5.システム工学(サブシステム,システム環境,集中管理システム,自律分散システム,静的システム,動的システム, アナロジー,線形システム,非線形システムと微分方程式,生態系,積分変換,伝達関数,状態方程式と システムの記述,離散系,オートマトン,ランダムウォーク,マルコフ連鎖,待ち行列,グラフ理論,線形計画, 非線形計画,最適化,ノイマン,ウィナー,ゲーム理論,人工知能,知識工学,エキスパートシステム,フレーム, コネクショニズム,ニューラルネットワーク,遺伝的アルゴリズム,強い人工生命,弱い人工生命,生物学との 関係,創発) 5.期末試験 |
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キーワード |
システム,信号処理,音響信号,横断型科学技術,設計論,人工知能,人工生命,創発 |
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教科書 |
1.星野力:はやわかりシステムの世界、共立出版(1997)¥2,100+税 2.越川常冶:信号解析入門、近代科学社(1992)¥2,500+税 |
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参考書 |
1.赤木新介:システム工学、共立出版(1992)¥3,700+税 2.森下巌ほか:信号処理、計測自動制御学会(1982)¥2,600+税 |
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小山高専の教育方針@〜Eとの対応 |
@、A、B、C |
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技術者教育プログラムの学習・教育目標 |
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(A-1)、(A-2)、(A-3)、(B-2)、(B-3)、(C-2) |
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JABEE基準1の(1)との関係 |
(c)、(d)-(1)-@、(d)-(2-a)、(d)-(2- b) 、(d)-(2- c)、(d)-(2- d)、 (e) |
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カリキュラム中の位置づけ |
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前年度までの関連科目 |
システム演習、計測工学、制御工学、電気工学、機械工学 |
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現学年の関連科目 |
制御工学、計測工学、工学実験、卒業研究 |
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次年度以降の関連科目 |
全ての科目、特にシステム系科目、特別研究 |
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連絡事項 |
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1.概ね講義1時間+演習1時間、毎回のように宿題を出します。自力で解いて、力をつけましょう。 2.電子制御工学科を卒業すると、多くの職種で必要とする分野です。特に広い分野の工夫を身につけましょう。 3.試験は手書きのノート持ち込みを許可します。書籍やコピー、通信手段の持ち込みは許可しません。 4.本科目は分析型科学ではなく、設計・構成・応用に特徴があります。その意味で「工学」らしい工学と 言えます。細分化された分野ではなく横断型の工学を学びます。 |
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シラバス作成年月日:平成19年4月1日(口頭周知:第1回授業日、ミスプリの最終修正:未) |
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