科目名

工学システム概論

英語科目名

Introduction to Systems Engineering

開講年度・学期

隔年開講(本年度閉講)

対象学科・専攻・学年

全専攻科1年

授業形態

講義

必修or選択

選択必修

単位数

2単位

単位種類

学修単位(15+30)h

担当教員

伊藤久夫

居室(もしくは所属)

専攻科棟5階

電話

0285-20-2255

E-mail

ito@oyama-ct.ac.jp

授業の達成目標

1.大規模・複雑系システムを設計する上での問題点を抽出できる。

2.システムのモデリング概念と数学モデルを理解しモデル化できる。

3.情報伝達を示す図的モデルを理解し具体例に適用できる。

4.システムを特徴づけるシステム特性を理解し具体例に適用できる。

5.感度解析、信頼性、安全性について理解し具体例に適用できる。

6.シミュレーションを含めたシステム最適化方法を理解し具体例に適用できる。

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

達成目標1〜6:試験での関連問題について60%以上の成績で達成とする。必要に応じてレポート課題を提示し、そのレポート評価も加える場合もある。

評価方法

2回の試験(中間試験+期末試験)および必要に応じて提示した課題レポートにより評価する。

授業内容

授業内容に対する自学自習項目

自学自習時間 

1.総説・システムとシステム概念;システムの定義・種類・特性・考え方

テキストの第1章に関する事前学習

2.モデリングの概念と数学モデル;基礎概念・モデルの種類・数学モデルの表現方法

テキストの第2章に関する事前学習、および必要に応じて提示した課題の学習

 

3.数学モデル(1)システム構造に着目したモデリング

テキストの第2章に関する事前学習、および必要に応じて提示した課題の学習

 

4.数学モデル(2);システムの振舞いに着目したモデリング

テキストの第2章に関する事前学習、および必要に応じて提示した課題の学習

5.図的モデル(1);グラフによる表現(2値関係の場合)

テキストの第3章に関する事前学習、および必要に応じて提示した課題の学習

 

6.図的モデル(2);グラフによる表現(多値関係の場合)

テキストの第3章に関する事前学習、および必要に応じて提示した課題の学習

 

7.図的モデル(3);その他の図的表現

テキストの第3章に関する事前学習、および必要に応じて提示した課題の学習

 

8.前半のまとめと試験

 

テキストの1章から3章までの復習

9.システム特性(1);安定性

テキストの第4章に関する事前学習、および必要に応じて提示した課題の学習

 

10.システム特性(2);感度解析、信頼性

テキストの第5章に関する事前学習、および必要に応じて提示した課題の学習

 

11.システム特性(3);システム信頼性、安全性

テキストの第5章に関する事前学習、および必要に応じて提示した課題の学習

 

12システムの最適化(1);数理解析・線形計画・シンプレックス法

テキストの第6章に関する事前学習、および必要に応じて提示した課題の学習

13システムの最適化(2);シンプレックス法

テキストの第6章に関する事前学習、および必要に応じて提示した課題の学習

 

14シミュレーションによる最適化;解析的な方法が使えないシステムの解法・シミュレーション法

テキストの第7章に関する事前学習、および必要に応じて提示した課題の学習

15システム工学の応用;情報システム、経営システム、社会システムへの応用

テキストの第8章に関する事前学習、および必要に応じて提示した課題の学習

(後期期末試験)

 

 

 

自学自習時間合計

60

キーワード

システム、モデリング、システム特性、最適化、シミュレーション、カレントエンジニアリング

教科書

浅居 喜代治 編著 「基礎 システム工学」 オーム社(2001)

参考書

浅居 喜代治 編著 「システムの計画と実際」 オーム社(2001)、他

小山高専の教育方針@〜Eとの対応

C

技術者教育プログラムの学習・教育目標

(B-2) (B-3)

JABEE基準1の(1)との関係

d(1,2)

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

 

現学年の関連科目

 

次年度以降の関連科目

 

連絡事項

      授業は、講義を中心とし、必要に応じて課題を出して提出を求める。

      問題および課題は必ず行い理解を深めること。

シラバス作成年月日

平成2052