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電気情報工学科とは?我々の生活は“電気”に支えられています。電気の使えない生活を皆さんは想像できるでしょうか?非常に不便を感じるでしょう。電化製品はもちろんのこと、世の中におけるありとあらゆるところで電気は使われています。住まいには“オール電化住宅”なるものが普及しはじめ、メカニズムの象徴ともされる自動車はその8〜9割は電気に関する技術で構成され、最近はその動力源が電気へと移行しつつあります。エコの観点から太陽光や風力などの自然エネルギーを用いた発電システムも注目を浴びています。また、携帯電話を始めとする様々な精密機器にはコンピュータが内蔵され、人と人、人と機器との対話に加えて、機器内部ではコンピュータと各素子がコミュニケーションを取るための“情報”のやりとりがされています。同じ製品でもソフトウエアを更新することでより使いやすくなることもあります。このように電気情報工学科では、今や生活に欠くことのできない“電気”と“情報”を総合的に学習し、世の中を支える技術を習得することができます。
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電気情報工学科について現代の新しい電気工学は、情報ネットワーク技術・エネルギー技術を中心に新技術の進展および技術の高度化がめざましく、その対象とされる学問領域も多様化してます。それに伴い、即戦力的技術者としての高専卒業生においても、在来技術の知識とその応用力など実践的技術力ばかりではなく、情報工学を中心とする近未来技術に対する知識に加え、創造力・解析力・問題解決能力が求められています。こうした新しい電気情報系技術分野に対応し、学生にとって魅力ある技術教育を実現するために、電気工学科は平成13年4月より電気情報工学科に改組されました。
電気情報工学科は広範囲な電気・情報工学分野を次の3つに分類し、学生の個性に合った得意な分野を学べるような「3コース制」の教育を導入し、実社会の高度で多様なエレクトロニクス技術に対応できる技術者の育成を目標に据えています。
この目標に向けて、電気回路、電磁気学などを学び、高学年次から高度な実践的技術を修得するため、電子工学、情報処理、通信工学、制御工学などを学習します。最終学年では5年間の学習成果と創造性を発揮させるため、卒業研究テーマを学生個別に設定して研究技術の指導をします。
また、第2種電気主任技術者(通産省)の認定校になっていますので、指定科目を選択・修得すれば、卒業後の実務経験のみで、この資格が与えられます。
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電気情報工学科の特徴<コース制の導入>
広範囲な電気・情報工学分野を次の3つに分類し、学生の個性に合った得意な分野を学べるような「3コース制」の教育を導入しました。 α.電磁環境工学・コース:電磁伝送工学および電磁エネルギー工学とその環境工学に関する教科 β.情報計測工学・コース:情報技術と計測技術のソフトウェア・ハードウェアに関する教科 γ.電気物性工学・コース:新機能性電気材料とその材料物性工学に関する教科 <専門導入教育の強化> 1〜3学年では3コース共通の教育課程としていますが、各コースの基礎科目(特に情報工学関連教科)を系統的に配置し、互いの連携よりスパイラル教育を実施します。 <創造力を養う実習教育> 学生自身が独自のテーマを設定し設計・試作・解析する実習(プロジェクト・ワーク)を行うため、独自の発想を発揮できる空間(創造工房)を設けています。 |
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専門科目の学年配当
電気情報工学科では、幅広い電気・電子・情報の分野を学ぶ上で、1〜3年生では基礎講義科目と、
ものづくりや体験型観測をふんだんに取り入れた実験を受講し、工学への興味を掻き立て自ら学ぶ
能力“自学力”を身につけます。3年生の最後には総合ものづくり実習として“プロジェクトワーク”
を配置し、自走式のライントレースマシンを製作します。4・5年生では3つの特長あるコースに分かれ、
より
専門性を追求した学問を学習します。 |
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ここがちがう! 電気情報工学科
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