電気技術史                    2005

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科目名電気技術史(英文科目名:Technological History of Electricity

        1単位 必修 電気情報工学科2年 後期 講義

担当教官:中山光幸 (居室:電気物質棟1階)       

    Tel:0285-20-231   E-mail: nakayama@oyama-ct.ac.jp

授業目的

電気技術史を通じて、先達が原理・法則を発見した際のエピソードや背景を知り、電気工学の理論面

での理解を深めるとともに、ファラデーやマクスウェル等の偉大な物理学者の人間性に触れる。さら

には、技術者倫理の視点から電気工学を見直して、知識の再編を行う.

達成目標

1.電気の技術史の進展の過程を説明できる。

2.技術者倫理の視点を養う。

 

教科書:直川一也著 科学技術史(東京電機大)

参考書山崎・木本共著 新版電気の技術史(オーム社)/ザ・サイエンス・ヴィジュアル電気 スティーブ・バーカー著(東京

書籍)1983

学習方法

  予習−授業計画に予定されている授業内容に関連する内容を、事前に参考書等で学習しておく。

  授業−講義内容と黒板の内容をノートに整理して理解する。疑問点を質問する。

  復習−授業での内容を反復学習する。

 

キーワード

  摩擦電気、電池、光の本質、パワーエレクトロニクス、有線・無線通信、エレクトロニクス

授業内容

1.科学技術の進歩・発展 (2週) 6.発電機・電動機とパワーエレクトロニクス(1週)

2.磁石磁性体の研究・開発(1週) 7.電信・電話の歩み、有線・無線通信   (1週)

3.摩擦電気       (1週) 8.エレクトロニクス時代         (1週)

4.電池の発明・開発   (1週) 9.ラジオ放送              (1週)

5.照明灯と光の本質論  (1週) 10.テレビジョン             (1週)

授業方法

教材を電子ファイル化した教材と、パソコン/液晶プロジェクタを使用したマルチメディア利用の

授業を行う。講義時間以外でも質問がある場合は応じる。

 

カリキュラム中の位置付け

  電気情報工学の相互関係、歴史的相関と分野の技術の重要性を把握する科目である。

この科目を学ぶために先行して理解する必要のある科目:  電気情報工学大系

 

評価方法

  本科目の成績は、試験得点(約7割)の他に、ノート・レポートや指名された時の解答内容・態

度のオリジナリテイ(約3割)の多彩な観点から評価したい。

連絡事項

理解が困難な場合は、その都度相談に応じる。

学生へのメッセージ

技術の進歩と経済との関連に着目し、偉大な物理学者にも失敗があることを知って、親しみを持

って欲しい。また、歴史物語を読むような気楽な気分で取り組むと面白く学べるかもしれない。

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