電子計測 平成17年度
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科目名:電子計測(英文科目名:Electronic
Measurements)
1単位 電気工学科4年 通年 講義
担当教官:小林幸夫 (居室:電気物質棟2階)
Tel:0285-20-2226 E-mail: ykoba@oyama-ct.ac.jp
授業目的:
1.第3学年で学んだ電気計測の基本を発展させ、波形解析や磁気測定について学習する。
2.さらには計測したデータから対象物を制御するための方法まで踏み込んだ学習をする。
3.また、電子計測によって得られた情報を利用して、各種装置の自動化等、
人間にとってより望ましい状態に制御するために必要な情報処理技術についても学習する。
4.輪講形式をとるので、プレゼンテーション技術について学習する。
達成目標:
1.回路素子定数およびインピーダンスの測定原理について説明できること。
2.波形観測、分析の原理について説明できること。
3.磁気測定の原理を説明できること。
4.センサについて原理を説明できること。
5.データ変換(A/D,D/A)について説明できること。
6.ディジタル計測制御システムについて説明できること。
技術者教育プログラムの学習・教育目標:A-1
JABEE基準1の(1)との関係:d(2-a)
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カリキュラム中の位置づけ
この科目を学ぶために、前年度までの履修科目で本科目と関連性のある科目
電気計測
現学年でこの科目と関連性のある科目
電子回路
次年度以降に学ぶ、この科目に関連性のある科目
光応用計測
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教科書:岩崎 俊著「電磁気計測」コロナ社
参考書:田所 嘉昭「電子計測と制御」森北出版
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授業内容:
1.インピーダンスの測定
(1)インピーダンス(1週)
(2)交流ブリッジ(1週)
(3)Qメータ(1週)
(4)位相測定を用いた電圧電流計法(1週)
(5)LCRメータ(1週)
2.波形計測、周波数の測定
(1)波形計測(オシロスコープ)(1週)
(2)周波数の測定(周波数カウンタ)(1週)
(3)ウィーンブリッジとLC共振周波数計(1週)
(4)周波数の校正(1週)
3.磁気測定
(1)磁界と磁束、磁束密度(1週)
(2)探りコイル法(1週)
(3)ホール素子を用いた測定(1週)
(4)磁気変調器による測定(1週)
(5)SQUIDによる測定(1週)
(6)磁化曲線(1週)
(7)磁化特性の測定(1週)
8.センサ
(1)光、磁気、圧力センサ(2週)
(2)温度、位置、超音波センサ(2週)
9.データ変換
(1)レベル変換と周波数変換(3週)
(2)A/D変換とD/A変換(2週)
10.ディジタル計測制御システム
(1)計算機の構成(1週)
(2)入出力インターフェース(2週)
(3)制御装置の駆動(2週)
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各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法:
1.期末試験において60%以上の成績で評価する。
2. 〃
3. 〃
4. 〃
5. 〃
6. 〃
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評価方法:
評価は下記のように総合して行う。
1.期末試験(80%)
2.課題(口頭発表および提出レポート)(20%)
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連絡事項:
1.輪講形式を採用する。
2.与えられた輪講課題について十分準備し、適切に発表するように心がける。
3.輪講当番でないときには、今までと同等であるが、発表者に積極的に質問すること。
4.講義時間以外でも質問がある場合は応じる。
5.理解が困難な場合は、その都度相談に応じる。
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