光応用計測               2005年度

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科目名:光応用計測(英文科目名:Applied Lasermetrics

        2単位 電気情報工学科5年 通年 講義

担当教員:土田英一 (居室:電気物質棟2階)       

    Tel:0285-20-2227   E-mail: tsuchida@oyama-ct.ac.jp

 

授業目的

1.工業用基本電気計測(力学量・流体・熱の計測)の理解

2.レーザ発振原理の理解

3.レーザ応用計測の理解

達成目標

1.力学量の基本となる物理量の種類とその計測法を概説できること。

2.流体を表す流量と流速の計測法を概説できること。

3.熱(温度)の計測法を概説できること。

4.レーザの発振原理を説明でき、発振器の構成条件を概説できること。

5.レーザを応用した計測法を2、3例示できること。

技術者教育プログラムの学習・教育目標: (A-1), (C-1)

JABEE基準1の(1)との関係: (d(2-a)), (g)

 

 

カリキュラム中の位置づけ

  この科目を学ぶために、前年度までの履修科目で本科目と関連性のある科目

     電子回路、電気計測、電子計測、電子デバイス工学

  現学年でこの科目と関連性のある科目

     物性工学実験

  次年度以降に学ぶ、この科目に関連性のある科目

     光制御工学、光デバイス工学

 

 

教科書:大澤敏彦・小保方富夫「レーザ計測」裳華房(1994)

参考書:松本弘一「光測定器ガイド 改訂版」オプトロニクス社(2004)

内藤ほか「電気応用計測 改訂版」電気学会(1974)

 

                                                                                    

授業内容

1.工業用基本電気計測

力学量(力・質量・長さ)の計測(3週)、流体(流量・流速)の計測(2週)、

熱(温度)の計測(2週)

  前期中間試験

2.レーザの基礎

レーザの発振条件(4週)、自然光とレーザ光の違い(1週)、各種レーザの種類と特徴(2週)

  前期定期試験

  3.レーザ応用計測

レーザの基本操作(2週)、光回折応用計測(1週)、光干渉応用計測(2週)、

ホログラフィー干渉計測(2週)

  後期中間試験

   レーザによる流れの計測(2週)、レーザ分光計測(2週)、

レーザによる粒子・微粒子の計測(2週)、その他の計測法(1週)

  後期定期試験

 

 

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法:

  1.前期中間試験の成績で評価する。

  2.前期中間試験の成績で評価する。

  3.演習・課題に対する提出リポートの内容で評価する。

  4.前期定期試験の成績で評価する。

  5.後期中間、定期試験の成績で評価する。

 

 

評価方法

  中間・定期試験(80%)、演習・課題(20%)

 

連絡事項

1.授業方法は講義を中心とします。電気応用計測法と光応用計測の適用分野・精度に注目

してください。

2.試験は時間を90分とし、教科書、配布資料、ノート、電卓の持ち込みは可とします。

3.レーザを応用した計測は、その高いコヒーレンスと高強度を都合よく利用したり、特殊な

非線形の特性を利用したものが主流ですが、それぞれの計測法においてレーザのどの特徴が

どのように活用されているかを学んでほしい。

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